JR西日本と近畿車輌は9日、電気自動車(EV)などに使われるリチウムイオン電池を活用した自己充電型バッテリー車両の走行実験を2012年中に共同で始める、と発表した。JR西が近畿車輌と資本・業務提携した具体策の一環。JR西の営業エリアのうち、電化されていない路線で、同車両のバッテリーや環境性能を確認する実験を行う。同車両は小型エンジンで発電した蓄電力で走る仕組みといい、最高時速は約100キロ。ただし今回の実験用車両は試作車で、実用化までには早くても「この先10年前後はかかる」(JR西)という。<近畿車両が開発した充電型のバッテリー車両「Smart BEST(スマートベスト)」(近畿車両提供)>