これは現代の若者気質から作られた言葉であり、2010年代に若年世代であった者たちが物欲にこだわる煩悩から解脱し、あたかも悟りを開いているかのように見えたところから生まれた言葉。 この言葉は2013年の「新語・流行語大賞」にノミネートされていた。博報堂若者研究所リーダーである原田曜平が角川書店から「さとり世代」(2013年10月)というタイトルの本を発売し、メディアで広まった。 「さとり世代」の特徴は「欲が無い」「恋愛に興味が無い」「車に興味がない」「旅行に行かない」といったこと[7]などが典型例として指摘される。休日は自宅で過ごしていることが多く、「無駄遣いをしない」し「気の合わない人とは付き合わない」傾向が強い。 さとり世代は、生誕と前後してバブル崩壊し、不況下の日本しか知らず、資本主義経済のダイナミックな発展の姿は見たことがない[8]。インターネットネイティブでもあるから情報が豊富で、