先週末から脳脊髄液減少症の治療法への保険適用に関する話題がニュースになっています。折角なので当事者の目線から、このニュースについて考えてみたいと思います。 SNS上でも話題になっており、当事者の期待の声は大きく、また、脳脊髄液減少症に縁のない方への認識も広がっているようです。ただ、過去には保険適用が見送られたこともあるので、私はあまり期待しないようにしています。 これまでタイミングが合えば関連学会や勉強会に参加してきました。先週、札幌市内で開催された日本脳神経外科学会も気になっていましたが、時間、距離、費用的に見送りました。その学会にて、厚労省の研究班より「来春、脳脊髄液減少症の治療法の保険適用を目指している」という言及があり、そこでの発言が今回のニュースの背景となっています。 私は保険適用の意義を次のように考えます。 ・脳脊髄液減少症の存在を国が認めた ・ブラッドパッチ治療が有効であると