東京・永田町の国会議事堂内で4月、トイレの個室を使用中だった女性が盗撮される事件があり、衆院事務局は25日、政府職員が犯行を認めたと発表した。関係者によると、国会関係施設に出入りできる通行証を持った経済産業省の職員で、衆院は国会内への立ち入りを禁止する措置を取った。 経済産業省は、国会内トイレの盗撮事件で「経産省職員が重要参考人となっているのは事実だ」とのコメントを出した。 盗撮があったのは通常国会開会中の4月23日夕方。女性は本館2階のトイレで被害に遭った。経産省職員は隣の個室から盗撮していたとみられ、現場から逃走した。その後、警視庁麴町署が実況見分し、女性は被害届を提出していた。