日経平均続落、過熱感の強い輸出株や不動産株に利益確定売り１月８日、前場の東京株式市場で日経平均は続落。都内で先月撮影（２０１３年 ロイター/Yuriko Nakao） ［東京 ８日 ロイター］ 前場の東京株式市場で日経平均は続落。円安一服と米国株安を受けて輸出株中心に売りが先行した。テクニカル指標の過熱感も強く、これまで急ピッチで上昇してきた不動産、証券などにも利益確定売りが出た。 きょうから本格始動する日本経済再生本部に続き、あすは経済財政諮問会議の初会合が行われる。１１日に閣議決定するとみられている緊急経済対策を控え、「アベノミクスに対する期待は強い」（ＳＭＢＣフレンド証券投資情報部部長の中西文行氏）という。一方、「為替の動きが一服するなど手掛かり材料が乏しく、外国人投資家の買いが鈍っている。報じられている緊急経済対策の規模は大きなものだが、詳細な内容を確認してからでも遅くはない」（国内投信）と冷静にみる声も出ていた。
