【台北=山下和成】台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘董事長は5日、同社が3日にシャープへの出資条件を見直すことで両社が合意したと発表したことについて「シャープ側から提案があった」と強調した。シャープ株が大幅に下落しており「鴻海に負担をかけたくない」との説明があったとし、購入価格を再協議するという。5日に放映された台湾
台湾の電子機器受託製造サービス(EMS)世界最大手、鴻海(ホンハイ)精密工業が3日、シャープとの資本提携内容の見直しで「両社が合意した」と発表した。シャープは「そうした事実はない」と否定したが、市場ではシャープの経営再建の行方を不安視する声が出ている。【宮崎泰宏】 現地の報道などによると、鴻海側は3月に合意したシャープへの出資(約10%)について、1株550円とした取得価格の引き下げを探っている模様だ。シャープの株価は足元で200円を割り、シャープへの資金投入額は当初見込み(669億円)の半分以下に減り、十分な財務基盤の強化が図れない懸念がある。 鴻海の発表文は、台湾の証券取引所に提出された。「シャープの株価が激しく動くことにより、3月に調印した鴻海による株式取得の合意を、鴻海が履行する必要がないことにシャープが同意した。ただ、鴻海は同じ比率で株を購入する権利を保有する」と表明した。
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