大手電機メーカーの「シャープ」との資本提携交渉がこう着状態となっている台湾の「ホンハイ精密工業」の郭台銘会長が、5日、シャープ側とトップ会談を行う予定を、直前になってキャンセルしていたことが分かりました。 シャープは、去年3月、台湾の「ホンハイ精密工業」からおよそ660億円の出資を受けることで、いったん合意しましたが、その後、条件面などで折り合いがつかず、出資は、今も実現していません。 こうしたなか、関係者によりますと、ホンハイの郭台銘会長が、シャープ側にトップ会談を申し入れ、5日に来日していたことが分かりました。郭会長は、シャープと共同運営している大阪の堺工場で、シャープの奥田社長らと会談する予定でしたが、郭会長が、直前になって会談をキャンセルしたということです。 シャープ側は、この会談で韓国の「サムスン電子」と資本提携する方針を、郭会長に、直接、伝える予定でしたが、会談が中止になったた