大手電機メーカーの「シャープ」は、主力の液晶テレビ事業の収益悪化などで、今年度の業績見通しを過去最大の4500億円の赤字に大幅に下方修正することを正式に発表し、昨年度に続き2年連続で巨額の赤字を計上する見通しになりました。 発表によりますと、「シャープ」のことし9月までの中間決算は、売り上げが1兆1041億円と前の年の同じ時期を16%下回りました。 また、世界経済の減速などで主力の液晶テレビ事業や太陽電池事業の収益が悪化したことによる特別損失を計上し、最終損益は3875億円の大幅な赤字となりました。 この結果、来年3月までの今年度1年間の業績についても、最終赤字がこれまで見込んでいた2500億円から4500億円に拡大するとして見通しを大幅に下方修正しました。 シャープは昨年度に3760億円の最終赤字となっていますが、今年度の赤字額はこれをさらに上回って過去最大となる見通しで、2年連続で巨額