信濃毎日新聞［信毎web］ 熊が養蜂場を襲撃 塩尻市贄川で連続撮影 塩尻市贄川の漆器製造販売業黒木末蔵さん（７７）が営む養蜂場に８月以降、熊が出没して養蜂箱を荒らす被害が出ている。現地に８月２６日から３０日まで、自動撮影カメラを本紙記者が置いたところ、付近を荒らす熊の詳細状況の撮影に成功した。県野生鳥獣対策室や塩尻市などによると、養蜂箱を荒らす姿を収めた連続写真は珍しく、一帯に熊への注意を呼び掛けている。 黒木さんの養蜂場は山際にあり、熊は、建物脇に立つ木に登り屋根から入ってくる。３年前から被害が目立ち、ことしは激増。人の気配がするように音楽を鳴りっ放しにしているが、捕獲向けの餌だけ食べておりに入らなかったり電気柵の支柱を倒したり。「養蜂箱の蜂は一度襲われると働かなくなる」といい、昨年は販売する蜜が底をついた。 本紙記者が設置したカメラでは、５日間で６回の熊出没を確認。これとは別に黒木さんも自動撮影ビデオを設置したところ、２頭の撮影に成功した。ただ黒木
