コロナ禍に制作された新作14点を発表。「全景」展から新作、来年の回顧展までを語ったプレス・プレビューを取材 大竹伸朗の個展「残景」が、東京のTake Ninagawaで10月30日〜12月18日に開催される。 会場風景より 2022年には東京国立近代美術館で回顧展が予定され、ハワイ・トリエンナーレへの参加も控えている大竹。それらに先立つ本展は、ギャラリーでは5年ぶりの新作展となる。開幕を前に、29日午後に会場でプレス・プレビューが行われ、大竹と蜷川敦子(Take Ninagawa代表)の対談が行われた。 プレス・プレビューでの大竹と蜷川 「でっぱり」が印象的な新作群 2019年以降、コロナ禍のなかで制作されたという30点以上の新作から、今回は14点を展示。長年「記憶」をテーマに制作してきた大竹だが、本展の「残景」というタイトルには、「自分の記憶や体験してきたことの先に出てくる風景。記憶の果