撤去される前の「キティちゃん神社」=甲府市中央1丁目後釜に座った「招き猫」=甲府市中央1丁目 【松本千聖】サンリオの人気キャラクター「キティちゃん」の石像が鎮座する「キティちゃん神社」が甲府市にできたが、29日、除幕式からわずか3日で姿を消した。使用契約が結ばれていなかったためで、撤去された石像の後釜には招き猫が座った。 サンリオ創業者の辻信太郎社長が甲府市出身ということもあり、商売繁盛を願い、甲府商店街連盟(長坂善雄会長)が商店街に設けた。石像は高さ25センチ、重さ9キロで、山梨県内の石材店が6万円でつくった。 ところが、神社の完成を報道で知ったサンリオが、使用契約を結んでいないと撤去を要請。長坂会長の家にあった招き猫が代わりに置かれた。 長坂会長によると、計画段階で「ちょっとしたほこらをつくりたい」とサンリオ側に相談したが、契約が必要とは知らなかったという。サンリオの広報は「個