藤原 叙用(ふじわら の のぶもち)は、平安時代中期の貴族。名は敍用、信用とも。藤原北家魚名流、鎮守府将軍・藤原利仁の次男。官位は従五位上・斎宮頭。斎藤氏の祖。 経歴[編集] 10世紀の中頃、斎宮頭に任ぜられる。官職名と姓に因んで齋藤を号した。子孫は斎藤氏となる。その他、蔵人を務め、位階は従五位上に昇った。なお、叙用は鎮守府将軍を務めず、兄弟の有頼・有象が任ぜられている。 系譜[編集] 父:藤原利仁 母:輔世王の娘 生母不明の子女 男子:藤原吉信(?-?) - 子孫に斎藤氏など。 男子:藤原重光(?-?) 男子:藤原尹随(?-?) 男子:藤原英随(?-?) 利仁の祖父は美濃介・高房。子孫は斎藤氏、堀氏、加藤氏、後藤氏、富樫氏、坪内氏などに分かれる。 出典[編集] 『尊卑分脈 第二篇』吉川弘文館、1987年