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すでに各メディアで流されたから御存知の方も多いだろうが、一月十七日、私の小説が芥川賞に決まった日の夜、東京でバカな記者会見をした。女優の言葉を引用し、自分がもらって当然と言い、さらに石原慎太郎都知事に言及した。その後のさまざまな報道のされ方の中には、事実と違う部分がかなりある。終わったこととはいうものの、私の知っている範囲の事情を、どうしても書いておきたい。 まず、十七日の会見の段階で私は、石原氏が六日に行った、今度の芥川賞候補作はバカみたい、という発言を全く知らなかった。正確な内容を知ったのは十八日になってからだ。次に、会見内での、もらって当然、都知事と都民のためにもらっといてやる、という言い方は、はっきり言うと最終候補になるずっと前から、もしその時が来たら言ってやろうと準備していたものだった。だから、六日の都知事の発言に田中がかみついた、というのはメディアが勝手に作った図式だ。 もう一
2012年01月23日放送の「伊集院光 深夜の馬鹿力」にて、芥川賞受賞者・田中慎弥の会見について語っていた。 伊集院光「芥川賞の田中さんのニュースが、スゴイ嫌なの。それは田中さんの方がイヤなんじゃなくて。田中さんの物言いには賛否両論あるみたいですけど、キャラクターとしては、あんな感じで良いんじゃないですかね。でも、あれを特集する時の感じが凄いイヤで」 「まず、小っちゃくイヤなのは、石原都知事が、良純パパが(笑)『芥川賞の選考委員をやってるけど、どの作品も基準に達してない、つまんないな』って言ったことに対して、そのイヤミに対してちょっと皮肉で『気の小さい都知事も困るでしょうから、もらってやったよ』みたいなのを言うじゃない。このキャッチボールは意外に出来てて、それに対して石原都知事は『まぁ、作家なんてのはそのくらいが良いんだよね』みたいに返してて。でも、この真ん中で『都知事!あのメガネの田中っ
田中 慎弥(たなか しんや、1972年(昭和47年)11月29日 - )は、日本の小説家。2005年(平成17年)に『冷たい水の羊』で第37回新潮新人賞を受賞後、いくつかの文学賞受賞を経て、2012年(平成24年)に『共喰い』で第146回(平成23年/2011年下半期)芥川賞を受賞した。 来歴[編集] 生い立ち[編集] 山口県下関市出身。4歳の頃に父を亡くし、母親と二人暮らしで育つ。中学生頃から、父の遺した蔵書に親しみ、司馬遼太郎や松本清張の作品を愛読する[1]。また、母に買ってもらった文学全集も好んで読み、特に川端康成、谷崎潤一郎、三島由紀夫の作品を愛読した[1]。その後、山口県立下関中央工業高等学校に進学した。高等学校を卒業後、大学を受験するも不合格となる[1]。それ以来、アルバイトも含め一切の職業を経験せずに過ごした。有り余る時間の中で本を読んで過ごし、特に『源氏物語』は原文を2回、
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