元UBS銀行員による脱税幇助 脱税ほう助の容疑で起訴されていたスイスの最大手UBS銀行の元マネージャーでアメリカ人のブラドリー・バーケンフィールド被告 ( 43歳 ) に対し6月19日、米フロリダ州で裁判が行われ、被告が起訴事実を認めた。 原告側は、当時UBS銀行で資産運用に携わっていたバーケンフィールド被告に対し、UBSの顧客でアメリカの不動産業者のために脱税を目的として2億ドル ( 約216億円 ) の資金を隠したと訴えていた。またUBSは、こうした行為に対し被告人に多額の報酬を与え違法行為を促したという。判決は8月13日に下るもよう。 有罪を認めた元銀行員 UBSは裁判に対して、現在のところコメントを出していないが、5月にはアメリカ当局の捜査に協力していると発表した。 バーケンフィールド被告は当初、無罪を主張していた。一方、弁護士は記者団の質問に対し、被告はUBSで起こったことすべて