アメリカ西部ロサンゼルスの保健当局は24日、感染力が高いとされるインドで確認された新型コロナウイルスの変異ウイルス=「デルタ株」の感染者について、およそ9割がワクチンを接種していなかったと発表しました。 ロサンゼルスの保健当局によりますと、4月後半から確認されたデルタ株の感染者は123人で、このうち110人はワクチンをまったく接種していない人でおよそ9割を占めました。ワクチン接種が完了していなかった人は3人で、接種を完了していた人は10人でした。 デルタ株の累計感染者は先週の発表では64人だったことから、保健当局は特にワクチンを受けていない人の間で感染が広がっているとして接種を呼びかけています。 ロサンゼルスでは20日時点で16歳以上の住民の67%が少なくとも1回の接種を終え、新規感染者は低い数字で推移していますが、24日発表の新規感染者は314人と、40日ぶりに300人を超えました。