無許可で韓国に不正送金し地下銀行を営んだとして、警視庁組織犯罪対策1課は、銀行法違反の疑いで、韓国籍で東京都荒川区南千住、輸入食材店の実質的経営者、黄海光容疑者(51)と黄容疑者の妹で同居する同店社長、芝英容疑者(37)を逮捕した。 同課によると、黄容疑者は容疑を認めているが、芝英容疑者は否認しているという。 同課によると、黄容疑者らは依頼を受けると、韓国内のプール金から指定口座に現金を振り込んでいたという。平成19年以降、少なくとも260人から依頼を受け、約21億円を不正送金していたとみられる。口コミで依頼者を募っていたほか、黄容疑者は都内でキリスト教の宣教師としても活動しており、依頼者の中には信者も多かったという。 逮捕容疑は、平成22年5月~今年2月、韓国人の女性会社員(34)に頼まれ、計18回にわたって計約95万円を韓国に不正に送金したという。