ロシアのプーチン大統領は9日、APEC首脳会議の会場で活動した学生ボランティアのうち500人を横浜への船旅に招待するとし、日本政府が査証(ビザ)発給手続きを大急ぎで進めていると述べた。タス通信が伝えた。 プーチン大統領は野田佳彦首相との8日の会談で、500人分の入国ビザを2日間で手配してほしいと要請したと明らかにした。大統領によると、話を聞いた野田首相は期間の短さと人数の多さに少し当惑した様子を見せたが、日本側は発給手続きを急いで進めているという。 大統領は首脳会議閉幕後、約2500人のボランティアの一部と会い「皆さんは私の仕事をよく手助けしてくれた。各国首脳も高く評価している」と直接謝意を表明した。(共同)