G2｜TOPICS｜ルポ・情報起業家：水野俊哉〈１〉５ 高校中退、借金３００万円から香港在住セレブに転身した元美容師 硬派なルポ誌にあまりに即物的というか、拝金主義的な原稿を執筆してしまい少し反省している。 繰り返しになるが、僕は「お金儲け」までならともかく「稼ぐ」という言葉があまり好きではない。だから彼らが「○○は稼いでいるよね」と仲間を評している時それがストレートな褒め言葉であることに戸惑ってしまう。 ましてや、彼らのセールスレターの常套句でもある「ガッツリ稼ぎましょう」というスローガンには、「で、それで嬉しいのか」と思わず突っ込みを入れてしまいたくなるほどだ。 色々と理屈をこねようとも、結局は「稼ぐが勝ち」的話である。 普通に暮らしている庶民からすると「で？ 他人が楽して大儲けした話がなにか我々に関係あるのですか？」と皮肉の一つも言いたくなる。 しかし、よく考えてほしいのだが、彼らの多くはもともと金持ちだったわけではないし、典型的なエ
