富山県滑川市北野の住宅で3日に見つかった男女3人の遺体は、うち2人が餓死した可能性があることが4日、滑川署の司法解剖などでわかった。 同署は、3人はこの家に住む無職大崎正一さん(78)と長女(45)、長男(40)の可能性が高いとみている。 司法解剖の結果、男性2人は死後約1か月、女性は死後1~2週間が経過。遺体は腐敗が進み、死因は判明しなかったが、中年の男女の胃と腸の中はほぼ空の状態だった。 同署によると、長男には重度の知的障害があり、長女も自力では生活ができなかったとみられる。同署は7月下旬~8月上旬、大崎さんが病気などの理由で死亡後、長男、長女と相次いで餓死したとみて調べている。