松山市に本社がある伊予鉄道の運転士が、先月、乗務の前に受ける呼気のアルコール検査を車掌に身代わりさせて、電車を運転していたことが分かりました。 伊予鉄道によりますと、検査を身代わりさせていたのは38歳の男性運転士で、先月30日の乗務前、呼気のアルコール濃度を調べる機器を同僚の22歳の車掌に吹かせて検査をくぐり抜け、その後、1時間にわたって電車を運転していたということです。 運転に異常はなかったということですが、電車にはおよそ50人の乗客がいたということです。 伊予鉄道の調査に対して運転士は、「前日の夜、自宅で焼酎180ミリリットルを飲んだが、体調が悪かったので検査にひっかかるのではないかと思った」などと話しているということです。 伊予鉄道は、この運転士と、代わりに検査を受けた車掌、それに検査の責任者を近く処分する方針です。 伊予鉄道の関谷俊夫運転事業本部長は記者会見で、「今回の事案を真摯(