中国語で来客を歓迎する言葉を張り出した都内の百貨店(2009年12月25日撮影)。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO 【2月15日 AFP】世界第2位の経済大国の座を、中国が今にも日本から奪おうとしているが、デフレにあえぐ日本にとって隣国の急速な経済成長は必ずしも悪いニュースではないと言える理由の一例が、中国人学生のシ・ミンフェイさんだ。 日本では消費者の財布のひもがいっこうに緩まないなか、経済はますます輸出依存を強めているが、長らく不況に苦しむ日本の小売業者にとって、シさんのような旅行者は例外的な朗報といえる。 上海(Shanghai)でエンジニアリングを学んでいる20歳のシさんは、旅行で日本を訪れた際、服やバッグ、靴、コスメ製品などのショッピングに思い切って30万円を使った。 北京(Beijing)から訪れた42歳の主婦は、買い物予算の50万円のうち20万円をはたいて、12歳