「ジャパンハンドラーは、TPPで搾取を極め、安保については9条をなくせ、アメリカ軍とどこへでも一緒に動けるようにしろ、中国と対立しろ、と急き立てているが」――。 この岩上安身の問いかけに、元外務省国際情報局長の孫崎享氏はこう応じた。 「昔は、そういうことに歯向かう気骨のある政治家がいた。だから、われわれの選択肢に歯向かうこともできる、ということを本書で訴えたかった。イラクのエネルギー大臣が『われわれはアメリカに出て行ってもらう』と発言していて、驚いた。パキスタンも、アメリカとの隷属関係を切ろうとしている。中南米も同様だ。今、世界でアメリカと隷属関係を表明しているのは、日本と韓国くらいしかない」 2012年8月23日、孫崎邸で、岩上安身による元外交官の孫崎享氏インタビューが行われた。孫崎氏は、「あるハーバード大学の教授は、今日ほど残虐でない時代はないと言う。潮流としては、平和に向かっている。
孫崎享さんの講演会「今だからみえる原発と日米の関係」が10月15日18時20分より神奈川県民センター402号室で開催。 http://ja-jp.facebook.com/note.php?note_id=229939600396161 孫崎享(まごさき うける)さんは元外務省国際情報局長、外交官、防衛大学教授など歴任。親米追随派が主流になった外務省にあって、多国間の協調と独自立国を主張する。 政府の情報中枢の職務についていたからこそわかる、日本の原発政策とアメリカとの関係、日米安保の変質、TPP問題について、米国従属の危険性を客観的にわかりやすく解説していただきます。 さらには国際情報の現場に居た専門家からみたマスメディアの問題性とネットメディアの可能性にも言及していただきます。
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