第122回「巨大市場を目指せ‐パワーアシストなど介助ロボット・ベンチャーに期待」 2012年10月18日 3.11災害、特に福島第1原発事故に際して、日本のお家芸といわれたロボットはさぞかし素晴らしい活躍をみせただろうか。外国人にこう聞かれると困ってします。いや、何も出来なかったとはあまりにも恥ずかしくて言えない。チェルノブイリ事故でも爆発で建造物の屋上などに飛散した超高レベルの放射線を発する黒鉛(原子炉の構成要素)の破片の整理などはロボットがやってのけた。地上では無人操作のブルドーザーが活躍した。いずれも高放射性環境下で、急ごしらえの制御装置のICが壊れ、長時間は活動出来なかったが、事故処理にロボットが投入され、役立った記録は残っている。では、日本ではどうだったのか? 最近のロボット技術の進歩には著しいものがあり、特に米国、イスラエルが目立つ。軍事技術に裏付けされた発展の成果で、とても日