浙江省温州市では塩の買い占め騒ぎが起きた。日本との戦争で物資不足になることを恐れたのだという。2012年9月17日、人民網が伝えた。 温州市の郊外で人民が行列を作って塩を買い占める、という状況が報告されている。これを受け、温州市塩務局は食塩の備蓄量は同市の消費量2カ月に相当するとの声明を発表している。それでもマイクロブログには「うちの近くの店、塩が全滅。なんでや!」といった驚きの声が書き込まれている。 あるネットユーザーによると、尖閣諸島をめぐってまもなく開戦するという噂が広がり、塩の買い占めにつながったとのこと。塩ばかりか、米の買い占めに走った者までいるという。 2011年3月にも中国では塩の買い占め騒ぎがあった。こちらは福島原発事故が原因。中国の食塩にはヨウ素が添加されているため、塩を食べれば甲状腺被ばくを防げるといったデマが広がった。 (関連記事:「デマに踊らされすぎ」とがっかり=マ