ワシントン(CNN) 米消費者製品安全委員会(CPSC)は17日、水を含むと元の大きさの400倍に膨らむボール形玩具が、誤飲の恐れがあるため自主回収されると発表した。 回収対象となるのは球形の「ウォーターボールズ」のほか、頭がい骨や花の形をした同様の製品3種類。米国とカナダで2010年から先月にかけ、計9万5000個が販売された。 CPSCによると、ウォーターボールズはもともとビー玉ほどの大きさだが、飲み込むと体内で膨張し、腸をふさいでしまう恐れがある。X線検査でも見えず、取り出すには手術が必要になるという。 米テキサス州で昨年、生後8カ月の女児が飲み込んでしまい、手術で除去したとの報告がある。 問題の製品は中国と米国内で製造され、6個セットで販売された。すでに購入した人にはただちに使用を中止するよう警告が出ている。