世界自然保護基金(WWF)ジャパンは10日、世界中の人が日本人と同じ食生活をすると地球約1・6個分の資源が必要になり、地球に大きな負担を与えることになるとの報告書を発表した。 ある国の人間の暮らしが地球にどれだけ負担を与えているかをみる指標「エコロジカルフットプリント」を使い、分析。日本人の食料を作るために必要な耕作地や漁場などを国内で賄っている割合は約24%で、残りは米国や中国など海外からの輸入に頼っていた。 世界中の人が平均的な日本人と同じ食生活をするとのシナリオで計算すると、2050年には地球が1・64個必要となり、持続可能な状況ではなかった。 WWFジャパンは「日本は廃棄される食料が多い。食品廃棄を減らすだけでも食料生産に関わる地球への負担を4分の1減らすことができる」としている。
世界自然保護基金(せかいしぜんほごききん、英:World Wide Fund for Nature、略称:WWF)は、世界最大規模の自然環境保護団体である国際NGO。1986年まではWorld Wildlife Fundとして活動し、略称もここからとられている。現在、WWFインターナショナルのホームページ[e 1]では活動方針として、生物多様性を維持しつつエコロジカル・フットプリントを減らし、総じて地球一個分の暮らしを目標とすることを掲げている。ホームページでは基本的に科学的情報を基準(サイエンスベース)とする活動方針を示している。具体的な活動分野は気候変動、森林保全、海洋保全、水産物管理、綿花や砂糖などの農産物、水など多岐にわたり、人間の持続可能な環境づくりが活動の中心になっている。 WWFは巨大な組織と資金源を有する団体であり、その科学的信頼性や活動の有効性・主張の政治性や資金の使途等
「高」評価ほど環境にやさしい 魚介類の乱獲や海の汚染を防ぐため、環境にやさしいすしネタを選ぼう――。世界自然保護基金(WWF)ジャパンは、マグロやエビなど日本人がよく食べる魚介類について、環境に与える影響を評価した「寿司(すし)ガイド」を作った。ネタ選びの際に参考にしてもらうのが狙い。 身近なところから海の生態系について考えてもらおうと、代表的なすしネタ22種を取り上げた。乱獲の有無や漁獲・養殖方法に無理がないかなどを独自の手法で数値化し、評価した。 環境への影響が最も深刻なのは、天然では大西洋産の本マグロ(巻き網、はえ縄)、インド洋産のミナミマグロ(はえ縄)など。養殖では、国産のカンパチやチリ産のサーモン、タイ産のエビなどが周辺海域を汚すなど悪影響が大きいとされた。比較的安心して食べられるのは、日本近海の天然ブリ、サバ、サンマ、イカなど。養殖では国産ホタテなどが選ばれた。 続きを読
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く