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yui-kashimaに関するnabinnoのブックマーク (2)

  • 子どもを最初に傷つけるのは親かもしれない|嘉島唯

    「10年後のクリスマス、お姉ちゃんは1人で読書をしてて、唯ちゃんは彼氏とディズニーランドに行ってそうね」 家族で車に乗っているとき、助手席に座る母は笑いながら父にこう言った。特別な感情が芽生えたわけではない。左手に見えるシンデレラ城を眺めながら「私は社交的で姉は暗いってことを茶化してるんだな」と思っていた。 私が7歳の夏から母は病床につしてしまったので、おそらくこれは6歳くらいの話。 この些細なやりとりが、唯一覚えている母の言葉だ。母はもっと美しい言葉を遺してくれたはずだけれど、忘れてしまった…。 彼女が他界してからまもなく20年が経つ。記憶の中に留めておきたかったけれど、消えてしまったことはたくさんある。シーンを思い出すことはあるけれど、言葉までは遺ってくれなかった。 とはいえ、遺るならもうちょっとエモーショナルな言葉がよかった。しかも、フタを開けてみれば姉はリア充、私は物書きになってい

    子どもを最初に傷つけるのは親かもしれない|嘉島唯
  • なぜ、高知に住みたいと思えないのか|嘉島唯

    東京でしか消耗できないからです。 「イケハヤ書店」が「まだ東京で消耗してるの?」に変わってから早1年。高知の魅力をたくさん知りました。 べ物は当に安くて美味しい。大自然に囲まれた、東京にはない豊かな暮らしがそこにはあるのでしょう。高知の素晴らしさを知るたびに、「まだ東京で消耗してるの? 移住しなよ」と声が聞こえてきます。 でも、私は一瞬も「地方に移住したい」と思ったことがありません。というか、1ミクロンも共感できない。 なぜか? それはイケダさんが所帯持ちであり、私が寂しがり屋な独身だからです。氏の豊かなライフスタイルは、ご人が相当な人格者で、かつ仲間(家族)がいないと厳しいでしょう。人とうまく関係性が築けない私からしてみれば、若いうちに所帯を持つ人って異次元なんです。もうその時点で思考の次元が違う。 独身女性は、東京でしか生きられない。そう唱えたのは、「負け犬の遠吠え」の酒井順子さ

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