2012年は大規模サービスの公開APIに大きな変化があった年だった。「Google Maps API」や「Bing」の検索APIが有料化。TwitterのAPIガイドラインは開発者に厳しい内容に改訂され、対応を迫られた関連サービスの終了を引き起こした。国内では年末、ヤフーが検索APIの有料化を発表した。 「Web 2.0」という言葉が流行した2005年ごろ、APIの無料公開は1つのトレンドだった。APIで技術を公開したり、ブログで知識をシェアするなど、通常なら有料が当たり前の知識や技術をネットに無料で公開し、たくさんの人に使ってもらおうという取り組みが、ネット全体で加速していた。 あれから7年。ネットは徐々に変化し、現実社会やリアルビジネスとのつながりを強くしてきた。その変化は、APIの公開姿勢の変化につながっている。 公開API激増 サービスのAPIを一般公開した先駆けは、米eBayとA