昨年暮れの朝日杯フューチュリティS(G1)を制したのは、社台ファーム生産のロゴタイプでした。前週の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)で1番人気ながら4着だったコレクターアイテムも同ファーム生産馬で、その仇を討つかのように、2番手追走から抜け出してノーザンファーム生産のコディーノを抑えました。 世代唯一のG1を制してはいるものの、社台ファームの現3歳世代は奮いません。全体の成績は不振としかいいようがないものです。 日本の生産界は、ノーザンファームと社台ファームという二大牧場が並び立って覇を競っています。旧社台ファームから誕生した双子のようなもので、二十年来、両者は常に比較されてきました。 過去5年間の3歳世代の勝ち星を、今年と同じ時点までの集計で並べてみます。つまり、期間としては2歳の6月から3歳の2月半ばまで、です。世代の勝ち星ですから、前年の好不調が翌年に持ち越されることはありません。