「とても健康的。飼い葉をもりもり食べ、調教を積むたびに体が増えています。品があり、大人びた雰囲気。気性もしっかりしていますからね。この時期の2歳とは思えませんよ。小気味よいピッチ走法。馬なりでもぐんぐん加速します。昨年のシンメイフジよりスケールは大きいかも。マイルが最適でしょうし、新潟2歳Sを狙います」 こう安田景一朗調教助手が自信をのぞかせるのが、6月26日(土)、阪神の芝1400mでデビューするホーマンフリップ。 父はシンメイフジだけでなく、3歳世代にダノンシャンティも送り出して、ポテンシャルを再認識させたフジキセキ。母レーゲンボーゲン(その父フレンチデピュティ)は1勝を挙げたのみで、セレクトセール(当歳)の落札額は735万円だったが、初仔のアニメイトバイオ(父ゼンノロブロイ、阪神ジュベナイルF2着など)の活躍によって、ぐんと価値を上げている。 豊富な乗り込み量をこなし、すでに体はでき