バングラデシュのモンスーンシーズン はフルーツの美味しい季節で、市場が豊富な季節のフルーツであふれる。赤いライチ、緑色のジャックフルーツ、黄色のメロンが、かごの中や台の上に高く積み上げられ、彩りも鮮やかに陳列されている。 甘くて肉厚なマンゴーは特に人気が高い。しかし今年は例年より、市場でマンゴーを見つけることが困難だ。それというのも、果物の保存目的で使われるホルムアルデヒド 高濃度溶液、ホルマリンの誤用に対し、警察が取り締まり を行っているからだ(ホルムアルデヒドは従来、遺体保存に使用されてきた)。先月、警察はホルマリン捜査部隊を結成 し、トラック何台分もの、地元産ならびに輸入フルーツを押収、廃棄処分にしている。 フルーツは、自然に0.03~0.15ppm(訳注:ppmとは100万分のいくらかを示す数値で、主に濃度を表すために用いられる)のホルマリンを含むことがあるが、主に季節のフルーツを
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