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ブックマーク / somethingorange.net (16)

  • 堺市図書館にはBLのほかにこんな蔵書もあるよ。 - Something Orange

    BL小説廃棄(未遂)事件でゆれる堺市図書館のサイトで検索してみたところ、いろいろとおもしろいが見つかったので、報告してみる。 まず、ひょっとしたら男性向けのポルノ小説も置いてあるのではないかと思い、「フランス書院」で検索してみた。結果は0。さすがにあの黒い表紙のは置いていないらしい。残念。 そこで、SM小説の巨匠「団鬼六」で検索してみる。あった。ふしぎなことに代表作『花と蛇』は置いていないのだが、『調教』、『女教師』など、いかにもそれらしいタイトルのもちゃんと見つかる。 女教師 (幻冬舎アウトロー文庫) 作者: 団鬼六出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 1998/08/01メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (6件) を見る 調教 (幻冬舎アウトロー文庫) 作者: 団鬼六出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 1999/07/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック

  • 渚のフェイクとすら呼べん代物だ。 - Something Orange

    「CLANNAD」を開発したビジュアルアーツやドワンゴなど5社で構成する「ai sp@ce製作委員会」は4月8日、美少女ゲームの主人公と一緒に生活ができるという3D仮想空間「ai sp@ce」(アイスペース)を今夏に公開すると発表した。美少女ゲーム作品の世界観を再現した仮想空間で、お気に入りのキャラクターを育て、一緒に生活できる。 ユーザーは、自分のアバターを作成し、お気に入りの美少女キャラクター「キャラドル」を1人選択。各作品の世界を再現した「島」にログインし、2人で一緒に生活する。家や家具を購入すれば仮想世界で“同居”も可能だ。 キャラドルにさまざまな衣装を着せたり、モーションを覚えさせたり、ダンスをさせたり――といったことが可能。キャラドルと関係を深めながら自分の好みに育てることができる。キャラドルと会話できる仕組みも備える予定だ。 「「CLANNADは人生」を3Dで実現 ギャルゲー

    渚のフェイクとすら呼べん代物だ。 - Something Orange
  • 品切れゲームをニコニコで見ることはゆるされるか? - Something Orange

    http://www.nicovideo.jp/tag/SWANSONG?sort=f&order=a 瀬戸口廉也『SWANSONG』のプレイ動画がニコニコ動画にアップされている。 しかも、最初から最後まで投稿されている!むちゃくちゃ「凄い」エロゲなのだが、生産終了かつ品薄。オークションでも入手しようとしたらウン万円かかるという超入手困難なエロゲ。 見るなら今がチャンス? 「宣伝!」 ぼくもアップロードされていることは知っていた。 でも、やはりある作品を最初から最後までアップしてしまうことには問題があるわけで、取り上げることをためらっていたんだよね。 ただ、『SWAN SONG』には、 1.すでに正規販売ルートでは入手不可能。 2.中古はプレミア化して高価。 3.超名作。 という事情があるので、音をいうと、「これもありかな」と思わないでもない。 いま、Amazonとかヤフオクでこの作品を

  • 清少納言は「と抜き言葉」に怒っていた。 - Something Orange

    世にも美しい日語入門 (ちくまプリマー新書) 作者: 安野光雅,藤原正彦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/01/01メディア: 新書購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (27件) を見る ベストセラー『国家の品格』の著者藤原正彦が、画家安野光雅との対談を収めた一冊。 それなりにおもしろいおもしろいのだが、どうも首をかしげる記述が多すぎる。日語贔屓が過ぎて、贔屓の引き倒しになってしまっている気がする。 たとえば、日語の語彙の豊かさを語った箇所はこう。 シェークスピアは、四万語を駆使したと言われています。すごいと思うけれど、しかし日語というのは中学生用の国語辞典を見たって五万語くらい出ています。広辞苑は二十三万語です。 五百年前の一個人と現代の辞典を比べることにどれほどの意味があるのだろう。比較するならせめて同時代の英語と日語でなければならないだろう。

    nadzuna
    nadzuna 2008/01/09
    日本語は音韻体系が単純だから韻を踏みやすい→駄洒落に聴こえるってだけなのに。
  •  積極的にオタクであるということ。 - Something Orange

    先日、大泉さんの「オタクとは何か?」でぼくの言葉が引用されていたことを紹介しましたが、誤解を招きそうなところに解説をいれておきます。 このテキストの中で「どうして俺は女子高生じゃないんだ」(『マリみて』ファンの男性の掲示板への書き込み)という発言を含む熊田一雄の文章が引用されている(『“男らしさ”という病?』風媒社)。ある意味で、これまで見てきた萌え系のオタクの行動を象徴するような一言である。 kaienさんはこのようなオタクの行動の背景にあるものを「女性性への憧憬」と「男性性への嫌悪感」であるとみる。前者について僕の意識は向いていたが、後者については十分に意識していなかったので、この指摘はありがたかった。 この部分、たしかにそういう話はしましたけれど、そういうひともいるよね、という次元のことであって、オタクが皆そうだといっているわけではありません。 百合もBLも合わせて読みますよ、という

     積極的にオタクであるということ。 - Something Orange
    nadzuna
    nadzuna 2008/01/05
    積極的理由と消極的理由。
  • ケータイ小説を笑うまえに。 - Something Orange

    題に入るまえに、一篇の詩について話しておきたい。北村薫の『詩歌の待ち伏せ』に掲載されていた詩である。 詩歌の待ち伏せ 1 (文春文庫) 作者: 北村薫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/02/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (20件) を見る 詩歌の待ち伏せ 2 (文春文庫) 作者: 北村薫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/03/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (13件) を見る わずか3行。 れ ママ ここに カンガルーがいるよ 詩といっても、まだ字を知らない3歳の子供が口にした言葉を親が書きとめたものである。北村は、この「詩」を、雑誌『VOW』で目にしたらしい。 ご存知の方も多いと思う。投稿者が身の回りで見つけた奇妙なものを掲載しているだ。そのの、「詩人の血」と題するコーナーに、この詩は掲載されていた。 もともとは、読売新聞に掲載され

    ケータイ小説を笑うまえに。 - Something Orange
    nadzuna
    nadzuna 2007/11/28
    『VOW』面白いけどたまに無知・無神経なものがある。人工肛門を字面だけで笑ったりとか。
  •  書評サイトは作家の敵か? - Something Orange

    今日の枕はこの記事。 書く事に金銭のやり取りが発生する「職業書評家」が自分の立場やしがらみ、あるいは生活のために書きたくても書けない事を、匿名掲示板の名無しやAmazonのレビュアーや大きな影響力を持ったブロガーが暴いてしまう事すら時としてあり得るのでしょう。そしてそれはネットの無かった時代には考えられないような痛苦を作家達に与えているのかも知れません。 しかし、その痛みを、 「ある意味喜ぶべき事」 「仕方のない事」 「場合によっては受け入れるべき事」 「時として我慢すべき事」 「状況によっては受け流す能力が必要な事」 と考えられない作家は、自分達がかつていたネットの無い社会が風雨から守られているぬくぬくとした温室であった事にすら未だに気がついていないのだと思います。そしてネットの普及しだしたこの時代こそが、温室の扉が開け放たれた時代じゃないのかなあと私は思います。そしてその流れは止まらな

     書評サイトは作家の敵か? - Something Orange
  • Something Orange - 『マリア様がみてる』の屈折。

    先日、今野緒雪の『マリア様がみてる』について、烏蛇さん(id:crowserpent)とチャットで話をした。 該当箇所を読みやすいよう整理した上で抜き出してみる。 roki マリみては、なんちゃって百合ごっこっぽいというか、擬似恋愛系な気がして、1冊しか読んでません。 (中略) 烏蛇 「スール」というギミックを作ったのが「マリみて」最大の特色なんだけど、それが同時に「百合ごっこ」的なぬるさにも繋がってる、という感じですかね。 海燕 でも、あの作品があったからこそその後の作品もあるかもしれないわけで、歴史的貢献度は大きい。 烏蛇 確かにそれはあるんですけどね。歴史的貢献という意味で評価できないわけじゃないけど、作品単体として高い点はつけられない。そもそもなんで上下関係前提なんだ、っていう。 海燕 でも、同年代は対等ですよ? 烏蛇 「スール」になるには学年が違わなきゃダメじゃないですか。それ故

    Something Orange - 『マリア様がみてる』の屈折。
  • Something Orange -  『今日の早川さん』を10倍楽しむ方法。

    昨日、帰宅したら、郵便受けに一通の小包が届いていた。差出人を見ると、何とあの早川書房である。何だろ。懸賞でも当たったかな。出していないけれど。とりあえず、あけてみよ。 今日の早川さん 作者: coco出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/09/07メディア: コミック購入: 8人 クリック: 264回この商品を含むブログ (371件) を見る ……(茫然自失中)……はっ(覚醒)! id:COCOさんの『今日の早川さん』じゃん! なぜこのがおれのところに! キラー・クイーン*1で爆弾にしてあって触ると爆発するという落ちか! ……(沈思黙考中)……はっ(理解)! そうか、これはつまり指令! 「1冊くれてやるからお前の日記で宣伝して1冊以上売れ」という意味! ネットやっているとこういうこともあるんだなあ(しみじみ)。 そういうわけで、今日のネタはいまはてな界隈その他で話題沸騰中の読書

    Something Orange -  『今日の早川さん』を10倍楽しむ方法。
  • Something Orange -  傷口に包帯を。

    少なくとも、今まさに自分は価値の無い人間だ、自分の人生は無意味で辛いものでしかないという自己嫌悪感と戦っている人間には、自分で自分を受け入れろという言葉は、ある種の「切り捨て」でしか無いと思う。とりあえず、kaienさんがどうやって自己嫌悪感から抜け出したか、その経緯を知りたいです。 ――「「不幸」と「幸福」と」 聞きたいですか? ま、べつに話してもいいんだけれど、長くて暗くて退屈な話だよ。それに、まったく、自分でもうんざりするくらいよくある話でもある。 ぼくはふだん、日記では自分語りはしない。だって、仕事で失敗して怒られただの、今日の夕飯はチキンカレーだっただの、そんなことを書いてもおもしろくないだろうから。 ぼくの日記はエンターテインメントである。読んだひとがおもしろいと思わないだろうことを書く気はない。 ただ、まあ、今回は特別に自分のことを書いてみることにしよう。たまにはいいだろうし

    Something Orange -  傷口に包帯を。
    nadzuna
    nadzuna 2007/07/27
    「そのとき何より耐えがたかったのは、すべてがあまりに陳腐なことだった。初めて体験した過酷な現実は、3流テレビドラマさながらにチープだった。せめてもっと独創的な苦しみならいいのに、と思った。」
  •  奇跡の果てには。 - Something Orange

    さて、ぼくは以前、小説を読むこととは「他者」との出逢いであると書いた。 その「他者」とは、自分とは異なる心、異なる感性、異なる価値観をそなえているために、決して自分の思い通りにはならず、そのためにこそ強くひとを惹きつけるものである、と述べた。 しかし、真に並外れた才能は、時折り、奇跡を起こすことがある。 かれの作品を読むひとに、これこそ自分の理想そのものだ、まるで自分の頭のなかを覗いて組み立てたかのようだ、と思わせてしまうのだ。 そのとき、彼我のあいだの壁は消え失せ、読者は作品と一体化して、夢のようなひと時を過ごす。 それは、どこか、運命の恋に似ているかもしれない。決して手がとどかないはずの、自分でも漠然と思っていたにすぎぬ理想の存在が、目の前に形をともなってある奇跡。 何百冊、何千冊を読み通してもそうめったには出逢えぬ至福の瞬間である。 ただ、奇跡は永遠には続かない。シンデレラの夢は、十

     奇跡の果てには。 - Something Orange
  • Something Orange - 「オタク」についての総括

    昨年から書いている記事なのですが、いくら書いても巧くまとまらないので、まとまらないまま載せておきます。まあ、いままで書いてきたオタク論の総括みたいなものなんですけれど。 何度も同じことを書くなと思われるかもしれませんが、こちらとしては書くことによってまとめている側面があるので、我慢して読んでください。あるいはスルーしてください。 さて、たぶん同世代には似たような感覚を抱いているひとも多いと思うのですが、ぼくはずっと「オタク」という言葉に違和感を感じてきました。 どうやら自分のことを指しているようなのに、でも一方では自分の内実をあらわしているとは思えない。 いわゆる世間一般のネガティヴ・イメージに違和感を憶えるだけじゃなくて、オタク論者によるオタク論にもはっきり「違う」と感じる。 岡田斗司夫の『オタク学入門』にせよ、田透の『電波男』にせよ、はっきりいって別世界の話をしているようにしか思えな

    Something Orange - 「オタク」についての総括
  • Something Orange - 「萌え」は普遍的。「オタク」から「シームレス」へ。

    文化とはシームレスなものである、と書いた。 もちろん、そこにはさまざまな区分がある。モーツァルトのオペラとJポップはべつのものだ。ルネサンスの彫刻とワンフェスで売っている美少女フィギュアはべつのものだ。しかし、個々の作品はそれらの区分を超えて影響を与えあっている。 『ジョジョの奇妙な冒険』の荒木飛呂彦は、ゴーギャンの絵や西洋彫刻から影響を受けていると語っている(参照)。 もしゴーギャンがいなければ、あの華麗な色使いはなかったかもしれない。もしギリシャ彫刻がなければ、カーズやディオは生まれなかったかもしれない。 このように文化は数千年もの時と、数万キロの距離を越えて影響を与えあう。もちろん、そうやって生み出された荒木飛呂彦の作品も、次なる世代に多大な影響を与えている。その連鎖は、おそらく人類の歴史が続くかぎり続いていくことだろう。 だから、ひとつの文化が終わりを告げたように見えても、嘆くこと

    Something Orange - 「萌え」は普遍的。「オタク」から「シームレス」へ。
  • Something Orange - オタクが死んでもぼくらは生きていく。

    id:Maybe-naさんがトラックバックしてくれた記事がおもしろいです。『げんしけん』最終巻おまけの同人誌を枕に、オタク世代論を語り倒している。 ここら辺のことはぼくも何度か取り上げていますし、それは上記の記事のなかでも引用されています。 もう、ぼくなんかから見ると、上の世代の考えていることはさっぱりわからないという側面があって、その違和感を何とか言葉にしようとしてきたわけです。 もちろん、すべてが世代論で割り切れるわけではないでしょうから、大まかに分けてこういうことが言えるという程度の話です。 しかし、それにしても、岡田斗司夫さんとか、山弘さんの発言を見ていると、隔世の感がありますね。 何だろう、戦中世代の苦労話を聞いているのとあまり変わりない。ああ、むかしは大変だったんですねえ、みたいな。はっきりいってしまえば、他人事ですね。直接に自分と関係している話とは思えない。 だから岡田さん

    Something Orange - オタクが死んでもぼくらは生きていく。
  • Something Orange - 本田透「萌える男」にかんする記事を読んでいろいろと考える

    「物語三昧」の田透「萌える男」にかんする記事を読んでいろいろと考える。 田透にかんしてはいつかまとまった量の記事を書こうと思っているんだけれど、こういう理路整然とした記事を読むと、なおさらその必要性を感じます。ぼくは田さんの論理展開にまったく賛同しないけれども、しかしかれの思想には無視できないものを感じているのです。 田さんの論理展開は、はっきりいって、でたらめです。宮沢賢治は「妹萌え」で詩を書いたとか、オタク恋愛ニートだとか、荒唐無稽としかいいようがない。 だから、その気になれば、かれの理論の間違いを箇条書きにして何十行もならべたてることもできるでしょう。しかし、いくらそうして 当の意味で田透を論破したことにはならないと思うんですね。 なぜなら、田さんの思想の質は、そのような枝葉末葉の部分(というにはあまりにも重要だけれど)にあるのではないから。 田さんの思想の根底に

    Something Orange - 本田透「萌える男」にかんする記事を読んでいろいろと考える
  •  ネタバレについてのコメント(12月18日) - Something Orange

    ネット上の書評読書感想を見ていると、よく以下にはネタバレがありますといった警句に出会います。が、正直、これは当にやめてほしいです。 この種の警告は、要するに「読んでいない人は作品の内容に触れているから注意しろ」という意味なのですが、それなら書かなければ良いのです。わざわざ警句付きでアップするのは、作品と作者に対する妨害としか思えません。たとえ絶賛していても、です。 「飾られた記号」の作者さんのお言葉。 んー、これも問題発言だなあ。 いいたいことはわかるけれど、書き方がまずい。読者を不審人物扱いしちゃいけないでしょう。わざわざ敵意をあおらなくてもいいだろうに。 ネタバレ感想というものは、未読のひとのためというより、既にそのを読んだひと、もしくはこれからさきも読むつもりがないひとのためにあるものだと思います。 ある作品について語るとき、どうしても核心に触れざるをえないという場合がある。

     ネタバレについてのコメント(12月18日) - Something Orange
    nadzuna
    nadzuna 2005/12/21
    佐竹彬ネタバレについて
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