タグ

現代史と心理に関するnagaichiのブックマーク (3)

  • 『妄想の文脈に出てくる「天皇陛下」というワード』

    最近の精神科の教科書は知らないが、昔の教科書には統合失調症の妄想の例に必ず「天皇陛下が○○~」という内容が記載されていた。学生の時は授業や実習でしか患者さんを診ないので、それがどの頻度で出てくるのかわからなかった。 研修医になり統合失調症の患者さんに接するようになると、「天皇陛下」がどうこうなどと言う患者さんは滅多にいないことに気付いた。ほぼいなかったと言ってよい。 今から考えるとあの教科書が書かれた時代、つまりそれなりの年齢の精神科医の接する統合失調症患者さんの妄想とは、既に変わりつつあったのであろう。 その後、何年か診療をしていると、天皇陛下にまつわる妄想を言う人は稀ではあるが、全然いないわけではないことに驚いた。しかし教科書の内容とは少し異なっており、例えば「自分は天皇家の親戚の○○の御落胤です」と言ったこじんまりした妄想である。しかも同じようなことを言う人が他にもいるのである。 き

    『妄想の文脈に出てくる「天皇陛下」というワード』
  • テクノロジーの歴史は「機械ぎらい」の歴史 - 集英社新書プラス

    20年前は「ゲーム脳」、今は「スマホ脳」。これらの流行語に象徴されるように、あたらしい技術やメディアが浸透する過程では多くの批判が噴出する。あるいは生活を便利なはずの最新機器の使いづらさに、我々は日々悩まされている。 なぜ私たちは新しいテクノロジーが生まれると、それに振り回され、挙句、恐れてしまうのか。消費文化について執筆活動を続けてきたライターの速水健朗が、「テクノフォビア」=「機械ぎらい」をキーワードに、人間とテクノロジーの関係を分析する。 ■我が心の内側のささやかなテクノフォビア かつて、”冷蔵庫嫌悪(ブリゴリフォビア)”なるものが存在した。19世紀後半のパリでのこと。ブリゴリフォビアたちは青果市場に並んでいた野菜類が、人工的に冷やされて保存されたものだと知った途端に怒り出したのだ。当時の冷蔵庫はまだ電気式ですらない時代。でもそれはばりばり最新のテクノロジーだった。 20世紀における

    テクノロジーの歴史は「機械ぎらい」の歴史 - 集英社新書プラス
  • 認知症改善に「共産主義時代」を再現、ドイツの高齢者介護施設

    ドイツ・ドレスデンの高齢者介護施設「アレクサ」内にある1960年代を再現した「メモリールーム」で、旧東独時代のケーキを作る入所者ら(2017年6月14日撮影)。(c)AFP/TOBIAS SCHWARZ 【9月10日 AFP】ドイツ東部ドレスデン(Dresden)の高齢者介護施設に入所しているマルギット・ヒキシュ(Margit Hikisch)さん(88)は、旧東ドイツの共産主義指導者として強硬路線を貫いたエーリッヒ・ホーネッカー(Erich Honecker)はもちろん、アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)さえ鮮明に記憶している。だがアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)が誰かについては、どうしても確信が持てない。 民間介護施設「アレクサ(Alexa)」では認知症治療の一環として、ドイツ史の断片を再現するという斬新な取り組みを行っている。 1960~70年代の旧東独時

    認知症改善に「共産主義時代」を再現、ドイツの高齢者介護施設
  • 1