【北京=市川速水】中国共産党機関紙・人民日報系ネットの人民網が22日、手軽に意見を書き込めるミニブログを開設したが、わずか2時間で閉鎖した。理由は公にされていないが、23日に初公判があった人権活動家、劉暁波氏の名前や共産党への批判が飛び交って管理の収拾がつかなくなったからではないか、とブログ愛好者らは見ている。 携帯電話からも文章を送ることができる「中国版ツイッター」が半ば官製の人民網に誕生したことで注目が集まったが、突然、表示拒否の画面が出て接続できなくなった。 一部ネットニュースや個人ブログによると、人民網は不適当な単語が掲載されない準備をして臨んだが、愛好者の言葉の豊富さと量が想定を超え、処理が不能に。閉鎖直前には、共産党打倒を意味する隠語や、下品な悪口を別な漢字にあてた言葉が目立ったという。 もっとも、書き込み者は接続されたネットを通じて突き止めることが可能なため「危険人物を