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ブックマーク / mandanatsusin.cocolog-nifty.com (6)

  • 誰が誰にあやまるのか:花とゆめ2019年14号 - 漫棚通信ブログ版

    2019年7月5日、白泉社のサイトで下記のお詫びが掲載されました。>こちらがそのお詫び 将来的に消えてしまうページかもしれませんので、以下に全文を転載します(ちなみにこういう文章に著作権が存在しないことはみなさんご存じのとおり)。 ***** 花とゆめ14号よみきり作品に関するお詫び 2019.07.05 花とゆめ14号の読みきり作品に関して、多くの読者の皆様から、主人公の女性キャラクターが既存の先生の絵柄に非常に似ているとのご指摘を頂戴しました。 該当作品の絵柄は、編集部が率先して先生の絵柄に近しい方向へと誘導した結果のものであり、来なら掲載を中止しなければならない程、酷似していたにも関わらず、雑誌に掲載するという過ちをおかしてしまいました。 この度読者の皆様をお騒がせしてしまった原因は、すべて編集部の意識・認識の甘さによるものです。花とゆめをご愛読頂いている皆様の信頼を損なってしまい

    誰が誰にあやまるのか:花とゆめ2019年14号 - 漫棚通信ブログ版
    nagaichi
    nagaichi 2019/07/13
    「白泉社のコメントは、原著者、読者、作者の三者に謝っていますが、本来は謝るべきではなかった。本作に何らの非はない。むしろこの謝罪は、マンガ表現を萎縮させるだけでしかありません」<御意
  • マンガの視点・人称の話:『惡の華』と『聲の形』 - 漫棚通信ブログ版

    一人称小説、「ぼく」とか「わたし」が語り手となって書かれるお話では、主人公が知りえないシーンは描写してはいけないことになってます。これは小説ではかなり厳密に守られているようで、わたしのような一般読者でも知っている法則です。「ぼく」が語ってるはずの小説が、突然、神の視点で描写をしはじめると、これって何かのトリックじゃないのかと疑ってしまうくらい。 ところが映画やTVドラマになると、このあたり寛容になります。これは映像による作品が、「映像として」一人称視点を徹底するのが困難だからですね。 厳密に主人公が「見ている」画面だけで作品をつくろうとすると、画面内に主人公が登場しないことになってしまって、ちょっと困る。通常、映像作品の一人称は、主人公が体験し見聞きしたことだけを描写するのがお約束。主人公は画面内に登場してもオッケー、みたいです。映像作品の一人称は小説に比べると徹底しておらず、擬似的な一人

    マンガの視点・人称の話:『惡の華』と『聲の形』 - 漫棚通信ブログ版
  • 死ぬ前に読むべき1001冊のマンガ - 漫棚通信ブログ版

    4月にはいっていちばんがっくりしたのが、米ダークホース社から発売予定だった、ミロ・マナラがアレハンドロ・ホドロフスキーと組んで描いたマンガ、『ボルジア家』。全三冊が一巻にまとめられこの4月に発売予定だったのが、突然発売が11月に延期されてしまいました。米アマゾンに予約してたのになあ。ちぇっ。 ただしそれと同時に注文してたものが到着して、これはほくほくもの。 ●Paul Gravett編『1001 Comics You Must Read Before You Die: The Ultimate Guide to Comic Books, Graphic Novels and Manga』(2014年Universe Publishing、amazon) タイトルがすげー。『死ぬ前に読むべき1001冊のマンガ』ときたもんだ。この挑戦は受けないわけにはいかない。 初版は2011年。品薄状態が続

    死ぬ前に読むべき1001冊のマンガ - 漫棚通信ブログ版
    nagaichi
    nagaichi 2014/04/14
    「知らない国のマンガがあまりに多いのに愕然としてしまいます」
  • 「セデック・バレ」原作マンガ『霧社事件』 - 漫棚通信ブログ版

    霧社事件をご存じでしょうか。霧社は台湾の中央部に位置する地名。霧社事件は、日統治時代の1930年におこった大規模な抗日暴動事件です。武装した台湾先住民により日人136人が殺害され、その後日軍や警察の鎮圧作戦により、壮絶な戦いの結果、最終的に先住民1000人が死亡するという経過をたどりました。 くわしくはWikipediaなどを見ていただくとして、この事件が2011年に台湾映画化され、日でも年公開されました。今はレンタルショップにもDVDが並んでますね。タイトルは「セデック・バレ」。台湾では大ヒットして各国映画祭にも出品されています。製作にはジョン・ウーの名がありますし、日からも俳優やスタッフが参加してます。→(映画公式サイト※) 監督/脚のウェイ・ダーションは、霧社事件を扱った一冊のマンガとの出会いがこの映画を作ることになったと語っています。それじゃそれはどんなマンガなのか

    「セデック・バレ」原作マンガ『霧社事件』 - 漫棚通信ブログ版
  • 作者は反逆される『秘密 トップ・シークレット』 - 漫棚通信ブログ版

    うーむ、やっぱ清水玲子『秘密』は、最新7巻がもっともよくできてる。 ●清水玲子『秘密 トップ・シークレット』7巻(2009年白泉社、848円+税、amazon) 時代は近未来。科学の進歩により、死者の脳をMRI走査することで生前に目撃していた事物をはっきりと画像化することができるようになります。死者の証言というまったく新しい捜査手法を得た警察は(そして読者は)、どのような現実に直面することになるのか、という連作シリーズ。 ホラー風味もありますが、作品世界は論理が支配しているのでアシモフなどで有名な「SFミステリ」ですね。作者が作中にだけ通用する架空のシステムを設定し、それを利用してミステリを展開させるわけです。 死者の証言ですから、まずは被害者が何を見たか、シリアル・キラーの頭の中はどうなってんのか、といったところから始まります。ミステリ的にはこういうところからいかにはずすか、ひねるかかが

    作者は反逆される『秘密 トップ・シークレット』 - 漫棚通信ブログ版
  • 『イキガミ』と『生活維持省』について - 漫棚通信ブログ版

    これまで間瀬元朗『イキガミ』については2回書いてきました。 ●目覚めないネオの物語「イキガミ」 ●『イキガミ』再考 どちらかというと、批判的に言及してますね。 最近『イキガミ』と星新一『生活維持省』の類似について話題になっていますが、先日、あるかたからわたしに、この件に関する意見を求めるメールがありました。 それに対する返答メールをアップしておきます。 ***** ○○○○○様 はじめまして。 ネット上では漫棚通信と名のっております。 下記のメールをいただきました。 「イキガミ」と「生活維持省」に関して わたしの意見を書かせていただきます。 (1)「イキガミ」と「生活維持省」の設定の類似について よく似ています。 ただし、もちろん異なるところもあり、 国家による殺人の目的が違いますし、 殺人の方法も違います。 また、作品から受ける印象が違います。 「生活維持省」社会はじつに静かな感触ですが

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    nagaichi
    nagaichi 2008/09/14
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