ミャンマー・シャン州の州都タウンジー(Taunggyi)にあるシャン文学文化協会(Shan Literature and Cultural Association、SLCA)で、シャン語の教科書を広げるサイ・カム・シント(Sai Kham Sint)会長(2012年8月6日撮影)。(c)AFP/Soe Than WIN 【10月25日 AFP】たった1冊の教科書が、軍政下のミャンマーで半世紀にわたってシャン人の言語であるシャン語を子どもたちに伝えてきた。 数十年に及んだ内戦の末に、改革に前向きな政府が少数民族の武装勢力に歩み寄りを示している今こそ、昔のように公立学校で少数民族の言語を教えられるようにするべきだとの声が高まっている。 「シャン語はシャン人の生命線。言語がなくなれば、民族そのものも共に消えるかもしれない」と、シャン州の州都タウンジー(Taunggyi)にあるシャン文学文化協会(