自走榴弾(りゅうだん)砲をロシア軍に向けて発砲するウクライナ兵=5月31日、ウクライナ・ドネツク州/Viacheslav Ratynskyi/Reuters (CNN) ウクライナ軍が同国東部での戦闘で予想を上回るロシア軍の抵抗に遭い、装備と兵士の損失に見舞われていることが分かった。損失はロシア軍の戦線突破を図る最初の攻撃の中で、過去数日のうちに発生した。高位の米当局者2人がCNNに明らかにした。 米当局者1人は、損失を「相当の規模」と説明。米国が供与した耐地雷伏撃防護車両(MRAP)も複数失われたとした。 ウクライナ軍は東部のバフムート周辺で、ロシア軍の複数の部隊を制圧することに成功した。しかし対戦車ミサイルや手榴弾(しゅりゅうだん)、迫撃砲で武装したロシア軍は「強固に抵抗」。深く掘った塹壕(ざんごう)の中で持ちこたえている。地雷原によってウクライナ軍の装甲車両にも大きな損害が出ている。