更新日:6月27日18時11分
宇宙最速の光さえも抜け出せないと表現される「ブラックホール」は永遠に質量を失わないようにも思えますが、実際には「ホーキング放射」と呼ばれるプロセスを通じて徐々に質量を失っていくと言われています。 ラドバウド大学のMichael F. Wondrak氏らの研究チームは、ブラックホールの特別な性質である「事象の地平面」がなくともホーキング放射が起こることを理論的に示しました。この考えが正しい場合、ブラックホールだけでなく全ての天体がホーキング放射を通じて質量を失い、最後には蒸発する可能性があることになります。 【▲ 図1: ホーキング放射の概念図。真空では仮想的な粒子 (+νe) と反粒子 (-νe) のペアがあちこちで生まれてはすぐさま消滅する。しかし、事象の地平面付近 (青色と黒色の境界) で発生した粒子のペアは片方だけがブラックホールに吸い込まれることがある。残されたもう片方は飛び出して
私たちの「心」は脳内で処理された情報が生み出す現象といえるので、心をコンピューターで処理したり再現したりできるのではないかという研究は古くから行われています。「心を肉体から切り離してコンピューターにアップロードする」というアイデアについて、ノッティンガム大学のPhD Candidate(博士候補生)であるアンジェラ・ソーントン氏が解説しています。 How uploading our minds to a computer might become possible https://theconversation.com/how-uploading-our-minds-to-a-computer-might-become-possible-206804 2016年に放送されたテレビ番組で、ロシアで複数のメディア企業を経営するドミトリー・イツコフ氏が設立した「2045 Initiative」が
これまでの考えでは惑星が存在するはずのない場所に、太陽系外惑星が存在することが明らかになりました。 A close-in giant planet escapes engulfment by its star | Nature https://www.nature.com/articles/s41586-023-06029-0 Astronomers find a planet that shouldn't exist https://phys.org/news/2023-06-astronomers-planet-shouldnt.html Astronomers puzzled by 'planet that shouldn't exist' https://theconversation.com/astronomers-puzzled-by-planet-that-shouldnt-
スライスしたトマトを土に埋めるとどうなるかを観察したタイムラプスが、興味深い結果だとYouTubeで話題になっています。カビの発生から芽吹きまで、命が循環する様子に、約3万2000件の"いいね"が寄せられました。 カットしたトマトを土に埋めて観察(以下画像はYouTubeより) YouTubeチャンネル「eLapse(@eLapseTime)」が投稿したタイムラプス。トマトをカットして土に埋め、少しの水を与えます。その後は何も触れずに放置し続けたところ、4日目にトマトは大量のカビに覆われました。 カビに飲み込まれたトマト カビが発生した後のトマトは、そのまま朽ち果てていくのかと思いきや、まさかの芽を出し少しずつ成長を続けます。日を重ねるごとに芽は成長し、カビを飲み込むようにして成長しました。トマトがカビを栄養にして育っているようにも見えます。10日目には芽が地上に到達し、最終日の18日目に
ごくわずかな時間と空間のゆがみが波のように伝わる現象「重力波」が、宇宙のあらゆる方向からやってきていることを示す証拠を捉えたと、アメリカなどの国際的な研究チームが発表しました。 研究チームは、宇宙の成り立ちの解明につながるとしています。 重力波は、ブラックホールが合体するなど、巨大な質量を持った物体が動いた際、時間と空間のゆがみが遠くまで波のように伝わる現象です。 アメリカを中心とする国際研究チームは28日、ごく小さな重力波が宇宙のあらゆる方向からやってきていることを示す証拠を捉えたと、発表しました。 こうした重力波は「背景重力波」と呼ばれています。 重力波は、100年余り前にアインシュタインがその存在を理論的に示し、2015年、アメリカなどの研究チームが初めて観測することに成功しています。 このときに観測された重力波と比べると、周波数がはるかに低い「背景重力波」は観測が難しいとされていま
スミソニアン国立自然史博物館の研究者らが、人類の近縁の種族が同じく人類の近縁種を殺害し、食料にしていた可能性が高いことを示す最古の決定的証拠を発見したと発表しました。この研究は、2023年6月26日付の学術雑誌・Scientific Reportsに掲載された論文により報告されました。 Early Pleistocene cut marked hominin fossil from Koobi Fora, Kenya | Scientific Reports https://doi.org/10.1038/s41598-023-35702-7 Humans’ Evolutionary Relatives Butchered One Another 1.45 Million Years Ago | Smithsonian Institution https://www.si.edu/news
ライブドアニュース @livedoornews 【就職難】死んだふりをする「死亡卒業写真」、中国の大学卒業生が相次ぎ投稿 news.livedoor.com/article/detail… 「学校を離れたら死んだ方がいい」という投稿も。中国の大学生たちは史上最悪の就職難に直面しており、就職フェアの参加者は「クラスメートで内定をもらった人はほとんどいない」と話した。 pic.twitter.com/gFtDhRInNe 2023-06-29 15:09:58 リンク ライブドアニュース 【衝撃】中国・死んだふりをする「死亡卒業写真」大学卒業生が相次ぎ投稿 背景には“史上最悪の就職難” - ライブドアニュース 中国のSNSで、大学の卒業生による通称「死亡卒業写真」が流行っているそう。木に力なくもたれかかるなど、「死んだふり」をした写真を投稿するもの。大学生らが「史上最悪の就職難」に直面している
ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジンが起こした反乱は、1日で終結したものの、世界に大きな衝撃を与えた。プリゴジンの乱とは何だったのか。 6月23日、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者エフゲニー・プリゴジンが引き起こした反乱は世界に大きな波紋を広げた。翌24日には、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領の仲介でプリゴジンがモスクワへの進軍を停止し、制圧していた南部軍管区司令部からも撤退。これによって「プリゴジンの乱」自体は1日で終息した。 だが、プリゴジンが起こした波紋は現在も広がり続けている。そこで本稿では、現時点におけるごく限定的な情報をもとに、今回の事件がなぜ起きたのか、どれだけの影響を及ぼすのかについて考えてみたい。 「日陰者」の不満 今回の反乱の背景には、プーチン政権の「裏方」であるワグネルが表舞台に出てきてしまったという構造的な変化が存在している。 ワ
作者本人に作品を「ブックオフで買いました(中古で購入しました)」と伝えることの是非についてTwitter上の一部で話題になっているようです。 個人的な考えでは「別に相手に伝える必要がないことをわざわざ本人に伝えなくていい」ということに尽きます。 これで終わるとさすがにどうかと思うので、もう少し細かく考えていきますね。 「現行で普通に売っている作品(大前提です)を、それを普通に買うことが可能な環境にある人間が、作者には1円も収入が入らない中古で購入したということ」を本人に伝えることの是非を問われているわけですよね。「ブックオフでしか買えない環境(経済的な問題、地域的な問題)の人もいる」みたいな話は極論ですし、それにしたって、購入先をわざわざ伝える必要があるかという話にはなります。あと、中古で購入することの是非とは全然ちがう話です。中古で本やCDを買うこと自体は悪くないですし、自分もよく買いま
【キーウ共同】ウクライナ国防省情報総局は30日、ロシア軍が占拠する南部のザポロジエ原発から、ロシア国営原子力企業ロスアトムの職員が退避を始めたとの情報を公表した。ウクライナ人従業員も7月5日までにクリミア半島へ退避するよう勧告されたという。退避の理由は明らかにしていないが、ゼレンスキー大統領はロシアが同原発でテロを準備しているとの見方を示している。 一方でロスアトムの総裁顧問はタス通信に対し「監視を減らしておらず、活動を続けている」と述べ、ウクライナ側の主張を否定した。 英国防省は29日、民間軍事会社ワグネルの部隊が、空中での司令部機能や無線中継を担うロシア軍機イリューシン22Mを24日に撃墜していた可能性を指摘した。侵攻を続けるロシア軍で同機が「重要な役割を果たしてきた」とし「空と陸の作戦に悪影響を及ぼす」と分析した。 多くの乗組員が失われ、ロシア軍の「士気を下げることは間違いない」とし
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