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ブックマーク / www.kahoku.co.jp (35)

  • 河北新報 東北のニュース/蔵書更新滞り、利用者遠のく 秋田市立図書館

    蔵書更新滞り、利用者遠のく 秋田市立図書館 予算が少ないため、ボランティアに修理してもらうのを待つ破損したの山=秋田市立中央図書館明徳館 秋田市立図書館の購入予算が極端に少なく、蔵書の更新が滞っている。人気の新刊や専門書はそろえられず、古いが並ぶ図書館に、利用者の足は遠のいている。  市立図書館は、中央図書館明徳館、明徳館河辺分館、新屋図書館、土崎図書館、雄和図書館の5館。日図書館協会によると、2012年度の図書費は5館で計1292万2000円。人口1人当たりで計算すると約40円で東北の県庁所在地で最下位だ。域内に約3万人を抱える新屋の予算は89万円、約8万人の土崎は88万5000円と、すずめの涙ほどしかない。  全国の市町村図書館の普及活動をしている小林是綱・元山梨県石和町立図書館長は「図書費は1人当たり600円が理想。新屋と土崎は予算が少ないというレベルを超え、図書館なんて要

  • 河北新報 東北のニュース/福島第1原発1号機 燃料震災前破損70体 全体の4分の1

    福島第1原発1号機 燃料震災前破損70体 全体の4分の1 福島第1原発1号機の使用済み燃料プール内にある燃料棒70体が東日大震災前から損傷していたことが15日、分かった。プール内に保管されている使用済み燃料292体の4分の1に相当する。損傷した燃料棒を取り出す技術は確立しておらず、2017年にも始まる1号機の燃料取り出し計画や廃炉作業への影響が懸念される。  東京電力は、15日まで事実関係を公表してこなかった。同社は「国への報告は随時してきた」と説明している。  東電によると70体の燃料棒は、小さな穴が空いて放射性物質が漏れ出すなどトラブルが相次いだため、原子炉から取り出してプール内に別に保管していたという。  18日に燃料取り出しが始まる4号機プール内にも損傷した燃料棒が3体あり、東電は通常の取り出しが困難なため、対応を後回しにしている。  損傷した燃料棒は1、4号機プールのほかにも2

  • 河北新報 東北のニュース/「我が軍門へ」片倉小十郎の書状見つかる 敵方の重臣宛て

    「我が軍門へ」片倉小十郎の書状見つかる 敵方の重臣宛て 敵方の重臣に帰服を呼び掛けた片倉景綱の書状。急いで書いたらしく、乱れた文字を修正した箇所もある 伊達政宗の参謀役 だった片倉小十郎景綱(1557~1615年)の書状が宮城県大崎市の旧家で見つかり、所有者が仙台市博物館に寄託した。現存する景綱名の書状は10通に満たず、同博物館も所蔵していなかった。新たに見つかった書状は、摺上原(すりあげはら)合戦において敵の重臣に帰服を促す生々しい内容に加え、景綱直筆の可能性もあり、歴史研究者からも注目されそうだ。  書状はことし1月、仙台藩の事跡に詳しい東海林恒英・元仙台市博物館長らが鑑定し、署名から景綱のものと判明した。日付は「六月九日」とあり、政宗が猪苗代湖北岸で会津の芦名氏を破った摺上原合戦=1589(天正17)年旧暦6月5日=の4日後に書かれたことを示している。  宛先は、芦名氏の居城黒川城(

  • 河北新報 東北のニュース/慶長遣欧使節関係資料 一部は欧州と無関係か 元学芸員指摘

    慶長遣欧使節関係資料 一部は欧州と無関係か 元学芸員指摘 仙台市博物館が所蔵する国宝「慶長遣欧使節関係資料」のうち、一部が欧州と無関係の可能性があることが、元博物館学芸員の研究で浮かび上がっている。資料は仙台藩祖伊達政宗の命を受けてローマなどに赴いた支倉常長が持ち帰った。文部科学省は資料を国連教育科学文化機関(ユネスコ)記憶遺産への登録を推薦。同省は「国宝指定の際に調査している」と全資料登録の価値があると強調している。  研究しているのは、元仙台市博物館学芸員で、考古学が専門の高校教諭佐々木和博さん(63)。  国宝資料47点のうち、鞍(くら)や四方手(しおで)など馬具4点が、日中国の明で製作された可能性があると指摘する。  いずれも具体的な入手地の記録はなく、類似する国内外の馬具の文様や形式から製作地と年代を類推した。  47点は、伊達家に献上された3点と、藩が支倉家改易の際に没収し

  • 河北新報 福島1原発 1号機注水9割漏出か 現場、水圧で認識

    福島第1原発 1号機注水9割漏出か 現場、水圧で認識 東京電力福島第1原発事故で、電源喪失後に1号機原子炉へ注入した冷却水の約9割が途中で漏れていた疑いのあることが、東電の社内テレビ会議の録画映像で分かった。現場は消火栓の吐出圧で漏出を認識していたとみられる。原子炉へ水が十分入らなかったため2011年3月20日から22日にかけて炉心損傷が進み、放射性物質の拡散につながった可能性がある。  東電は11年3月12日から、建屋の消火設備ラインを通じて原子炉へ注水していた=図=。  テレビ会議映像によると22日午後1時半ごろ、吉田昌郎所長(当時)が店に「1号機の注水ラインをチェックしたら、途中にある消火栓で吐出圧が0.1メガパスカルしかない」と報告。「1メガパスカルで注入しているのに途中で0.1メガパスカルということは、流出しているとしか考えられない」と述べた。  東電は消防車の送水圧力から原子

    nagaichi
    nagaichi 2013/03/31
    地下から海へと流れ込んでるんだろうな。
  • 河北新報 東北のニュース/被災旧家の古文書救え 栗原NPO、保全活動を活発化

    被災旧家の古文書救え 栗原NPO、保全活動を活発化 母屋のふすまの下張りにあった古文書と昭和初期の河北新報 NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク(理事長・平川新東北大災害科学国際研究所長)は、東日大震災と最大余震で国内最大震度を記録した宮城県栗原市で、古文書の救出活動を活発化させている。市の補助金交付に伴う被災家屋の解体期限が迫っているため。同ネットは「地域の歴史を後世に引き継ぐため、ぜひ相談を」と呼び掛ける。  同ネットは2月5、9の両日、栗原市一迫の門伝家を訪れた。2008年の岩手・宮城内陸地震と大震災で築約180年のかやぶき屋根の母屋、みそ蔵、土蔵は基礎が傾いたり、壁が壊れたりし解体されることになった。  藩制時代、門伝家は旧長崎村の村方役人の肝いり、村長などを歴任。酒造業、農林業も営む旧家で豊富な史料、民具などを所有する。約30年前には東北歴史資料館(現・東北歴史博物館)の大規

  • 河北新報 東北のニュース/岩手・平泉柳之御所遺跡 擬人カエルの絵板出土

    岩手・平泉柳之御所遺跡 擬人カエルの絵板出土 柳之御所遺跡から出土した擬人化したカエルの板絵(右)と、鳥獣人物戯画に登場するカエル(京都市高山寺所蔵) 多数の木製品に交じり、カエルの板絵が見つかった柳之御所遺跡の堀跡 岩手県教委は25日、平安時代末期の奥州藤原氏の居館跡「柳之御所遺跡」(同県平泉町)から、擬人化したカエルが描かれた板が出土したと発表した。  カエルはススキと扇子を手にユーモラスな表情を浮かべている。京都市の高山寺に伝わる国宝「鳥獣人物戯画」に酷似しており、貴重な絵画史料という。  絵の脇には「アマリ…タ…ウ…」と9文字のカタカナが確認できるが、墨が薄く判読できない。県教委によると、擬人化した動物の絵が出土するのは全国で初めて。 ◎柳之御所遺跡から鳥獣戯画風墨書/12世紀後半秀衡時代か/「小動物擬人化平泉にも」  平安時代末期の奥州藤原氏の居館跡、柳之御所遺跡(岩手県平泉町)

  • 河北新報/河北抄

    「江戸時代などの震災記録が残っていれば、東日大震災の大津波から救えた人がたくさんいたはずだ」  17日に暫定運用が始まったウェブサイト「河北新報震災アーカイブ」。被災した広範な沿岸部を何回も訪れ、撮影した約2500枚の貴重な震災記録を提供してくれた静岡県在住の男性会社員はこう訴えている。  サイトは東日大震災を後世に語り継ぎ、防災と減災に役立てようと、被災や復興の状況を記録した画像などを収集、保存、公開する。ゆくゆくは国立国会図書館や青森、岩手、福島3県のプロジェクトと連携、検索しやすいシステムで国内外に向けて提供し、利活用してもらう。  震災関連の新聞記事の見出しや報道写真を公開するのがサイトの特徴だが、市民やボランティア団体が持つ画像や動画を将来に残すのも大切な役割だ。  サイトへの画像の受け付けは2月1日から。たくさん提供してもらうことが内容の充実につながる。暫定運用開始の17日

    nagaichi
    nagaichi 2013/01/20
    歴史を発掘したり保存したりする意義は、そのへんの教訓機能にもあるけど、「災難は忘れたころに」やってきて「歴史は繰り返される」。フクシマの状況すらはや「喉元過ぎれば」の人が増えてるようだし。
  • 河北新報 東北のニュース/各党の「脱原発」に冷めた視線 福島事故収束作業の労働者

    各党の「脱原発」に冷めた視線 福島事故収束作業の労働者 福島第1原発事故の収束作業に当たる労働者=10月12日 福島第1原発事故の収束作業に当たる労働者が、衆院選での各党の「脱原発」の大合唱に冷めた視線を送っている。労働者は事故で高線量被ばくし、命の危機に直面した。それでも生計を立てるために危険と背中合わせの現場で働き続ける。労働者にとって脱原発のオンパレードは票目当てのお題目にしか見えない。  「脱原発は失職を意味する。簡単に言ってほしくない」  30代の原発労働者の男性は脱原発ムードに違和感を覚える。第1原発構外で事故収束作業の補助的な仕事をしている。  事故は構内で目の当たりにし、高線量の放射線を浴びた。自宅が避難区域に指定され、いったん離職したが、数カ月後に復帰した。  復帰の理由は結婚だ。「養わなければならない家族ができた。原発作業の日当は2万円近くあり、他の仕事より実入りがいい

  • 河北新報 東北のニュース/大熊町「5年帰還しない」宣言へ 生活基盤整わず

    大熊町「5年帰還しない」宣言へ 生活基盤整わず 福島県大熊町の渡辺利綱町長は、福島第1原発事故で避難している全町民が今後5年間は町に帰らない「帰還しない宣言」を6月中にも出すことを決めた。町民の約95%が住民登録している地域が、長期間生活できない帰還困難区域(年間放射線量50ミリシーベルト超)に指定される見通し。このため、残り約5%の町民も生活基盤が整わず、暮らすことができないと判断した。  役場機能を移した会津若松市で1日あった町議会全員協議会で、渡辺町長が明らかにした。町議会の議決を経て宣言する。  町によると、帰還困難区域は全町民約1万1500人のうち約1万900人の地域が指定され、5年以上の町外避難が法的に義務付けられる。残り約600人の地域は、一時帰宅できる居住制限区域(20ミリシーベルト超50ミリシーベルト以下)、早期帰還を目指す避難指示解除準備区域(20ミリシーベルト以下)に

  • 河北新報 東北のニュース/白頭山、噴火の可能性 巨大地震と相関あり 東北大名誉教授

    白頭山、噴火の可能性 巨大地震と相関あり 東北大教授 白頭山山頂に広がるカルデラ湖「天池」(谷口名誉教授撮影) 中国北朝鮮の国境に位置する白頭山(中国名・長白山、2750メートル)が近い将来、東日大震災に関連して噴火する可能性があるという研究結果を、東北大の谷口宏充名誉教授(火山学)=宮城県塩釜市=がまとめた。過去1100年間の白頭山の噴火と、海溝型巨大地震の発生年代を分析した。白頭山については、これまでも中国からの情報を基に韓国などで噴火の兆候が報道されているが、日を襲った巨大地震との相関関係から結論づけたのは初めて。  谷口名誉教授は研究で、白頭山の噴火が記録または推定されている六つの年代に慶長三陸地震(1611年)、明治三陸地震(1896年)など五つの巨大地震が発生していることを確認した。  残る10世紀の大噴火についても、貞観地震(896年)との関連性が強いとみており、噴火と

    nagaichi
    nagaichi 2012/05/16
    以前は扇情的な週刊誌ネタばかりだったが、今回新聞ネタになったということは、可能性がいくらか高まったのかな、とか。
  • 河北新報 東北のニュース/主婦の知恵 捕獲器有効 ハエ大量発生の気仙沼

    主婦の知恵 捕獲器有効 ハエ大量発生の気仙沼 ハエの駆除のためペットボトルを物干しざおにつるす小野寺さん=15日、気仙沼市 津波で流され、腐敗が進む水産物から大量発生しているハエを駆除しようと、宮城県気仙沼市階上地区の主婦小野寺恵子さん(64)が身近な調味料などを使って始めたハエの捕獲法が評判となり、地域で広がりをみせている。  使うのは砂糖100グラム、日酒70cc、酢50ccを混ぜた溶液。穴を開けた2リットル入りペットボトルに少量ずつ入れ、物干しざおにつるしたり自宅の周りに置いたりしている。  酢や酒のにおいに寄ってきたハエが中に入り、出られなくなってペットボトルにたまる仕組み。5日から始めた小野寺さん方では、1日置いただけでボトル半分ほどのハエがたまるという。  この方法を小野寺さんから聞いた地元町内会長が回覧板で紹介したことから、「ハエ取りペットボトル」が地区内に広がったという。

  • 河北新報 東北のニュース/「性犯罪や略奪行為多発」… デマ横行し不安が増幅

    「性犯罪や略奪行為多発」… デマ横行し不安が増幅 東日大震災の後、被災地で性犯罪や外国人による略奪行為が多発している、といったデマが横行している。専門家によると、先々の見通しが立たない不安が背景にあるとされ、惑わされないためには、積極的に報道などの正確な情報に触れる必要があるという。  「避難所となった三条中(仙台市青葉区)で中国人らが支援物資を略奪している」。震災数日後、ネットや口コミを通じ、こんなデマが流れた。三条中の教員は「ネットで流れたような行為はなかった」と否定する。  三条中では一時、配給を12歳以下の子どもと乳幼児のいる母親に限ったことや、通電後に校内で火災が起きたことなどから不安が広がり、デマにつながったとみられる。  福島第1原発の事故後は、ネットなどで「放射能に汚染されないためにうがい薬を飲む」といううその情報も広がった。  被ばくした人向けのがん予防薬となる飲用のヨ

  • 河北新報 東北のニュース/漆紙文書に墨で「戸頭」 多賀城・山王遺跡から出土

    宮城県多賀城市教委は28日、国特別史跡多賀城跡の南西に広がる同市の山王遺跡から、城外の幹線道路「東西大路」に平行する平安時代の道路跡や、同時代の漆紙文書などが見つかったと発表した。漆紙文書からは戸籍の筆頭者に当たる「戸頭」の文字も確認され、市教委は「国府として数多くの行政文書を扱った多賀城の性格を知る上で重要な発見」としている。  調査区は、同市山王毛上の約700平方メートル。山王地区公民館の体育館建て替え工事に伴う昨年10月からの調査で、東西大路の北120―130メートルに位置する「北1東西道路跡」(道幅約2.5メートル)を発掘した。漆紙文書は、道路跡北側のごみ捨て用の穴から7点が見つかった。  市教委によると、漆紙文書は10世紀の前半から中ごろのものとみられる。墨の跡が確認できた文書は「丈部田主(はせつかべのたぬし)」といった人名と、その人物の戸籍の筆頭者を表す「戸頭」の字が見られ、何

  • http://www.kahoku.co.jp/news/2007/10/20071007t13030.htm

    nagaichi
    nagaichi 2007/10/08