タグ

ブックマーク / d.hatena.ne.jp/tatsu2 (13)

  • アニメの美少女史を振り返る「漫画の手帖 5号」と「アニメ大好き!」 - subculic

    去る5月3日、資料性博覧会09が開催された。パンフレットの特集記事に寄稿した縁もあって当日は会場に足を運び、大いに刺激を受けた。歴史の生き字引といって過言ではない「大先輩」がところ狭しと闊歩しているし、サークルの頒布物も思わず立ち止まって中身を確認したくなるものばかり。マニアの集う即売会は数あれど、資料性博覧会ほど濃いイベントはそうそうお目に掛かれない。当に、いい勉強になった。 その帰路、まんだらけで見つけたミニコミ誌「漫画の手帖 5号」(1981,AUTUMN)が話の主役。個人的に探していた号で、特集は「アニメ美少女年代記」。これがアニメの美少女史を振り返る見取り図として、かなり分かりやすくまとまっている。どんなキャラクターが挙げられているかというと、「東映動画の美少女キャラたち」と称して先陣を切るのはご存知『太陽の王子 ホルスの大冒険』のヒルダ。そこから東映動画の美少女を遡っていく。

    アニメの美少女史を振り返る「漫画の手帖 5号」と「アニメ大好き!」 - subculic
    nagaichi
    nagaichi 2016/06/05
    さすがに古すぎて、『未来少年コナン』『カリオストロ』くらいしか分からん。
  • 京都アニメーションはなぜ回すのか? 「さすがの猿飛」をみよ! - subculic

    最初に断っておくと、これはトンデモ理論の類かもしれない。資料も少なく、証言も取れていない。「もし、そうだったら面白いな」というレベルの小話だ。さて、つきましては京都アニメーション。よく回す。どうしてだか回転大好き。『けいおん!!』『日常』『中二病でも恋がしたい!戀』それぞれのオープニングで回しているし、『エンドレスエイト』でも回転のモチーフが取り入れられていた。主犯は取締役・石原立也。そこで下記の記事を参照して欲しい。「中二病でも恋がしたい!戀」OPの回転カット「だって昔のアニメとかって背景とかも、引いたりぐるぐる回したりとかしながらキャラクターがぐるぐる回り込みで走ったりしてましたよ」と石原さんは話されているが、これはいわゆる「作画回り込み」を指しているのだろう。「作画回り込み」とは、カメラワークに合わせて背景まですべて作画で描く高カロリーのアニメート(細かく分類すれば、全背動回り込みと

    京都アニメーションはなぜ回すのか? 「さすがの猿飛」をみよ! - subculic
  • 「バレエ・メカニック」と「翠星のガルガンティア」 - subculic

    チェインバーがレドを分離させたシーンを観て、『交響詩篇エウレカセブン』のある挿話を思い出した。第48話「バレエ・メカニック」 絵コンテ・演出 村田和也訴えかけるアネモネの印象的なモノローグ、レーザーサーカスに目を見張る迫力の空中戦、自棄的に暴走するアネモネを助けるべく空から“降ってくる”ドミニク、声を上げたくなる名場面揃いの回だが、主役となったメカニックに驚かされた。アネモネの搭乗するジ・エンドである。アネモネの想いに答えるかのように、彼女をドミニクの迎えにやるジ・エンドは、覚醒したニルヴァーシュと同じく自律する意思を持ったLFOとなった。そこで「バレエ・メカニック」と付けられたサブタイトルの楽想へ唸ることになる。同名の映画・楽曲・書籍と様々あるが、個人的に推したいのは、坂龍一『未来派野郎』に収録されている「Ballet Mécanique」。歌詞を書き換えたセルフカバーであり、背景には

  • 「氷菓」14話を観て――山田尚子のカッティング・イン・マジック - subculic

    アニメーションようやく始まった。否、始まっていた。古典部シリーズがアニメ化されると聞いて、楽しみにしていた挿話が「クドリャフカの順番」の料理コンテスト、「遠回りする雛」の二。特に前者はダブルヒロインが大活躍するシリーズ屈指のエンタテイメンツ。『氷菓』第14話「ワイルド・ファイア」は文化料理コンテスト回だった。しかも、山田尚子さんの演出・コンテ回という数奇な巡り合わせ。思わず身構えて観てしまった。焦点は摩耶花の焦燥と解放、古典部の仲間意識だったけれど、まさかこんな童話的な演出を仕掛けてこようとは。傑作回だと思うので、細かくみていきたい。 ■「ワイルド・ファイア」横位置(横顔)カット集山田尚子回定番の横顔から。『氷菓』でローテーションを組んでいる植野千世子作監と相まり、他の回とは少し雰囲気を感じさせる。横顔は顔の厚みや凹凸、丸みが画面に出ることになり、繊細に立体をとらないと違和感を生じさせ

  • 「魔法少女まどか☆マギカ」の演出ガイド〜新房昭之の語った「シャフ度」 - subculic

    アニメーション4月5日より東京MXで再放送が始まるらしく、機会を逃していた『魔法少女まどか☆マギカ』のエントリーを書いておきます。魔法少女まどか☆マギカ The Beginning Story作者: ニュータイプ編集部,MagicaQuartet出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2011/12/10メディア: 単行購入: 4人 クリック: 50回この商品を含むブログ (21件) を見る関連書籍はたくさん出版されていますが、「魔法少女まどか☆マギカ The Beginning Story」は全話シナリオ収録、シナリオ0稿、絵コンテ解説、虚淵玄&新房昭之インタビューなどファン必携の書籍。注目記事ばかりの中、新房監督が「シャフ度」について語っている、非常に貴重なパートがある。来、人間の立ち姿って、真っ直ぐではないんですよ。左右どちらかの足に重心が傾くもので。

  • 青春(軟派)アニメとしての「Another」 - subculic

    アニメーション『Another』がとんでもない事態になっている。原作既読者をも唖然とさせる狂気の集団心理。「死者を殺せ」の号令の元、クラスメイトで殺し合うバトルロワイヤルに発展。ホラーとミステリの融合の果てに、アクロバティックなスプラッターホラーへと変貌を遂げ、予測不可能な死の匂いが充満している。ひとたび扉を開けば、バックドラフトの如く噴き出す殺戮の嵐。……とまあ、非常に血生臭い話の最中、一つちがう呼吸を入れてみたい。『Another』は超常現象による死に振り回される中学生の悲劇と言える一方、青春模様をつぶさに描いた作品でもある。主人公の榊原恒一。彼は病弱で繊細な外見とは裏腹に、行動力溢れるアクティブな男だ。見崎鳴との出会い。不吉な雰囲気の中、夜見北中学の人間かと訊き、名前も教えてもらう。人形を片手に持つ、眼帯の少女。そうそう声を掛けられるものではない。自分が通うことになる中学の人間という

  • 「魔法少女まどか☆マギカ」感想文 まどかとほむらの天秤 - subculic

    アニメーション感想文を書き留めておきましょう。白状します。鹿目まどかは化け物だと思ってました。精神的、にですが。自己犠牲をものともせず、普通は引いてしまうところを踏み込み、目的を果たす。目的のためなら、決意ひとつで全てを投げ出せる。行動原理、ポテンシャルにいたるまで『戦う司書』のノロティ、『HUNTER×HUNTER』のゴンに近いものを感じていたんですが、「魔法少女」を通過するとこうなるのかー……って。優しさの化け物で、友達想いの怪物。最強というにはあまりに優しい、最「優」の魔法少女。ノロティと絡ませてみたいものです。まどかが優しすぎるがゆえに、彼女を物語の「目」として視るとき、違和感があったんですね。どうしてそんなにズンズン危ない方に行っちゃうの、切り札になれるといっても、踏み込みすぎだろう。大人しくしときましょうよ。自分と重ねてみるには、まどかに“打算”がまったくない。友達を想う気持ち

  • ほむほむは後ろ髪引かれる振り向きキャラ/まどマギの射程の話 - subculic

    アニメーションあんまり放置してもね、ブログ書く癖なくなりそう。「魔法少女まどか☆マギカ」の10話に滾ったので、更新してみるよ! 視聴していてずっと気になっていたこと。それは「印象的な振り向きが多い」。歩きや走りと同じく、基的な芝居なんですが、中枚数かかるしまあ、面倒な芝居のひとつだと思います。なのに、身体まるごと振り向かせたり、画面奥へと向き直させたり、結構やってます。元々、新房作品では振り向き多いけれど、それでもこんなにやるもんかねーと。劇中、もっとも振り向いたキャラクターはご存知、暁美ほむら。振り向いて何度まどかを見ただろうか。去り際もフイっと身体翻して歩いていくから格好良い。でも、わざわざ「身体全体を向き直し、背を見せ去っていく」様をリピートさせると、ほむらの心情を推測したくなるってもので。全体の演出を通しての動機とでも言えばいいのか、キリっとした顔をしてはいるが、まどかともっと話

    nagaichi
    nagaichi 2011/04/25
    ほむら見返り美人説。
  • 「Angel Beats!」 天使を通して見る理不尽な世界 - subculic

    アニメーション天使の切なさが抜群に演出されていた5話。図らずもゆりが1話で語っていた“ルール”の矛盾があらわになってしまった。天使の言いなりになって、正しい学生生活を送ると消える。天使が“人”なら、これ以上ない模範通りの学生を貫いていたのに、消えていない矛盾証明。5話にあった「みんなピンピンしてっけど」という台詞からも、SSSのメンバーが天使によって人が消された場面を直接目撃してない事実が判明。即ち、ゆりが勝手作っていたルールの可能性が浮上。まだ可能性であって、根拠を持って言っていたのかもしれませんが、とどのつまり、ゆりの嘘の可能性もあると。仮に嘘ならば、どうして嘘のルールを敷く必要があったのか、「人が消える」と何処で知ったのか疑問が残りますが、組織の意思統一、目的のために必要だった仮想的である「天使」を確固たる敵役と位置付けるため神の手先の「天使」は存在すると信じたかった主にこの3点でし

  • エンドレスエイト完結話について徒然と書く - subculic

    アニメーション『涼宮ハルヒの憂』 エンドレスエイト8話目。完結編。二ヶ月に渡って放送された「エンドレスエイト」がようやく終わり、完結した8話目は感動・開放・爽快といった言葉を並べるに相応しい内容でした。毎回何かしら書いていたので、これで終わりかと思うと少々寂しい気もしますが、熱病にかかったような2ヶ月間は「ループ」が話題となる度、思い出しそうだ。アニメ版エンドレスエイトは15532回目が成功シークエンスになったのだけど、原作より34回増えた失敗シークエンスを初回・8話を除く6話かけて放送した。問われるのはその6回分の価値、意義になるのかなと。6話分の話数を抜いた、初回と成功シークエンスを見せる2話構成ならここまで話題にならなかったでしょうし、山寛氏の「2話が限界」発言の通りになっていれば、いつものハルヒとして、いつも通り程度の話題になっていた、とも言える。大半の視聴者はそれを望んでいた

    nagaichi
    nagaichi 2009/08/10
    「ループ云々を抜きにして完結話は好きだなー。」これは同意。
  • 涼宮ハルヒの憂鬱 見えてきたエンドレスエイトの同期演出 - subculic

    アニメーション『涼宮ハルヒの憂』 エンドレスエイト4話目。またもやカウンターを喰らってしまったのだけど、少しばかり数字の考察という名の妄想を。まず、ループを見せられた2話目が15498回目に該当、3話が15499、4話の今回が15513回目だ。2話→3話の間は繋がりがあるが、4話にはなく14回飛んでいる。劇中の期間が2週間、14日。視聴者が7日過ごした間に、196日経過している計算。196日ということは28週、自分達と比較して、全て記憶している長門有希は28倍の時間を体験したはず。そして「エンドレスエイト」の4話目だから、「孤島症候群・後編」から数えて4週、28日間「エンドレスエイト」している。さらに196日という時間、たとえば2009年の196日目は一体いつなのかというと…7月15日。翌日、7月16日深夜はハルヒの放送日だ(厳密には17日になりますが)。次回がエンドレスエイトの5話目だ

    nagaichi
    nagaichi 2009/07/11
    そっか、スカイ・クロラもある種のループものだったよね。
  • 福路美穂子の開眼から見るイメージBGの効果 - subculic

    アニメーション『咲』9話の福路美穂子の開眼はギアスかよ!?と反射神経的連想をまずしてしまったのだけど、大変盛り上がる演出がふんだんに盛り込まれいて。特にイメージBGの使い方が能力バトルそのもの。karimikarimiさんでも取り上げられてましたが、格化してきた。件の開眼シーン。龍門渕高校・井上純の「流れを読む能力」が少し黒み掛かった赤い宇宙のようなイメージBGで表され、井上純の能力が場を支配していることは明白。そこからボケを利用した視線誘導で福路へスポットを当てる。ターン交代し開眼の際、イメージBGが切り替わり、この時点で支配が福路へは届かない、福路美穂子の能力が井上純の能力と拮抗・もしくはそれ以上であることを伝える。新たな支配域を展開するかもしれない伏線にもなっているんですよね。福路の能力が純粋に凄いってことを示す意味も当然に。さらに、引いた構図で福路美穂子一人だけ色が残り、鮮やかに

  • 笹の葉ラプソディの演出小話 - subculic

    アニメーション, 涼宮ハルヒの憂ようやく『涼宮ハルヒの憂』の新作が放送された。作画に関しては西屋太志、演出は武康弘による新体制。文字通り「新生ハルヒ」だった訳ですが、基的には旧シリーズと同じく水平構図が多く、Fix(固定)中心の画面作り。Fix主義で有名な山寛がシリーズ演出をしていた旧シリーズの名残かなと思ったのですが、要所ではカメラワークも。個人的にはナメ・越し構図の頻用が気に掛かった。会話シーンにおける切り返し・リバースショットを多用していた所為もあるのだけど、それにしても目立つ。この時点では、武さんってこんなにナメや切り返し使う人だっけなと考えてしまった。キョンと過去ハルヒの対話シーンにおける演出今回、最も目を注いだのは階段に座るキョンと過去ハルヒの対話シーン。ここを語りたいが為に書いてます。この対話シーンは頭の50秒、3つの構図だけで回している。狭義での同ポ(同じカメラ

    笹の葉ラプソディの演出小話 - subculic
  • 1