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ブックマーク / drmarks.hatenadiary.org (2)

  • エジプトのコプト教会に関するショート・ノート - Comments by Dr Marks

    大学院の授業で聖書(特に新約聖書)写学を取るとすぐにコプト語というのが目に付く。しかも、二つの方言がある。いや、実際はさまざまな方言や時代による違いがあるのだが、聖書学ではサヒド方言(Sahidic)とボハイラ方言(Bohairic)が特に有名なのだ。 新約聖書文は確かにギリシア語ではあるが、ほぼ完全なギリシア語聖書で現存する最も古いものでも4世紀を更に遡ることはない。それより古いものは断片にすぎない。とすると、4世紀以前の他の言語に訳されたものも研究には大事な資料になってくる。そのような他の言語は、シリア語、アルメニア語、グルジア語などであるが、コプト語も非常に重要である。 コプト語の文字は基的にはギリシア語が土台になっている。それはコプト語がエジプトの民衆の言葉であったが、アレクサンドリアを中心とした都会では支配者層のギリシア語が公用語であったため、民衆の言葉を書き写すのにギリシ

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  • アメリカ史で注意すべきこと(人名の異綴りについて):東欧人と日本人など、本来ローマ字を使わない移民(例:「ワタナベ」の綴りは少なくとも22種ある) - Comments by Dr Marks

    昨夜は、たまたま入手したハーヴァード大学燕京研究所の出版物の著者の一人である日系人について調べていたが、恐ろしいことにネットだけで遺族の住所や電話番号までわかってしまった。人は一応ハーヴァードやエールで教育を受けておりワシントンDCの American University の教授ではあったが(1912年生−1978年没)、著書は、その共著であるものと、単著は学位論文しかない。研究者というよりは、単なる大学教授であるから、普通にはヒットしないのだが、アメリカの国勢調査は70年経つと公開されるので誰でもアクセスできたのだ。(そこから情報を繋いだ。) そのとき思い出したことを書く。東欧から来た人たちは、19世紀から第二次世界大戦後も、多くが自分の名前のローマ字表記で悩み、面倒なので、西欧の該当する名前とか、西欧風の名前に変えてしまった者も多い。前者はヴァッセルマンがウォーターマンなどで、後者

    アメリカ史で注意すべきこと(人名の異綴りについて):東欧人と日本人など、本来ローマ字を使わない移民(例:「ワタナベ」の綴りは少なくとも22種ある) - Comments by Dr Marks
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