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ブックマーク / shiraist.hatenablog.com (9)

  • 電子書籍のスキャン・デジタル化 - Copy&Copyright Diary

    またしても、とある電子書籍に、トンデモない注記を見つけてしまった。 また、書のコピー、スキャン、デジタル化等の無断複製は、著作権法上での例外である私的利用を除き禁じられています。書を代行業者等の第三者に依頼してコピー、スキャンやデジタル化することは、たとえ個人や家庭内での利用であっても一切認められておりません。 (強調:引用者) 多分、紙のに記載した注記をそのまま掲載したのだと思うけど、電子書籍が「スキャン」されたり「デジタル化」されたりされると思っているのだろうか? それを代行業者に依頼する人がいると思っているのだろうか? しかもこのは「電子書籍」について書かれた電子書籍なんだけど。 もうちょっと考えてから記載した方がいいんじゃないかな。 2015年の電子書籍 作者: 野村総合研究所出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2011/03/18メディア: 単行 クリック: 6

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  • 電子書籍の「閲覧」を許諾しているという主張 - Copy&Copyright Diary

    とある電子書籍を読み終わったら、最後のページに次のような表示があった。 ◎電子書籍は、購入者個人の閲覧の目的のためにのみ、ファイルの閲覧が許諾されています。私的利用の範囲をこえる行為は著作権法上、禁じられています。 この表示を見て驚いた。 「閲覧」を「許諾」していると言うのだ。 しかも「購入者個人」にのみとは。 まず基的なところから確認しよう。 著作権には「閲覧権」とかは無い。 「見る」とか「読む」とか「聴く」とかの行為には著作権は及ばない。*1 だから、「見る」「読む」「聴く」などの行為は基的に自由なのだ。 その、基的に自由な「見る」とか「読む」とか「聴く」とかの手前のところの、「複製」とか「上演」とか「上映」とか「公衆送信」とか「口述」とか「展示」とか「譲渡」とか「貸与」とかを一定の範囲内でコントロール出来るようにしているのが著作権だ。私はそのように理解している。 では、この電

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  • 日本版フェアユースへのパブコメの結果を読んで - Copy&Copyright Diary

    一週間以上前に、日版フェアユースについてのパブコメの結果が公表されている。 文化庁 | 文化審議会著作権分科会法制問題小委員会「権利制限の一般規定に関する中間まとめ」に関する意見募集の結果について http://www.bunka.go.jp/oshirase_koubo_saiyou/2010/tyosakuken_iinkai_ikenbosyu_02.html 私は、7月22日に開催された法制問題小委員会の配布資料のPDFをダウンロードして読んでみた。 文化庁 | 著作権 | 著作権制度に関する情報 | 文化審議会著作権分科会 | 法制問題小委員会 | 文化審議会著作権分科会法制問題小委員会(第6回)議事録 http://www.bunka.go.jp/chosakuken/singikai/housei/h22_shiho_06/gijiyoshi.html文化審議会著作権分

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  • 著作権は絶対ではない - Copy&Copyright Diary

    先日のエントリのCMカット等にも見られるように、著作権を持ち出せば利用者の利用行動をすべてコントロールできる、規制できると勘違いしている人が多いように思う。 でもそうじゃない。 著作権は権利の束とよく言われるが、著作権法18条〜20条の著作者人格権と第21条〜28条までの(財産権)としての著作権が権利のすべてなのだ。(厳密には、他にも著作隣接権や見なし侵害行為などがあるが)逆に言うと、そこに記されていない行為については、著作権者と言えども禁止することはできないのだ。 さらに21条〜28条までの行為についても、30条〜47条までの権利制限規定に該当する行為については、権利は及ばない。 そう考えると、著作権というのは、極限られた利用行為を制限できる権利に過ぎない、と言うこともできる。 よく、権利制限規定を解説する際に、権利制限はあくまで「例外」であり、極々限定された場合に権利が制限される、と説

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  • 政府インターネットテレビの著作権法改正解説動画にキレそうになる - Copy&Copyright Diary

    政府インターネットテレビの存在もこれまで知らなかったのだけど、このような動画が配信されていた。 違法?合法?ダウンロードにご注意!〜著作権法改正 - 政府インターネットテレビ http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2824.html この動画を見てキレそうになった。 細部のツッコミどころはいっぱいあるけど、一番腹が立ったのは最後のまとめのところ。 9分10秒ぐらいからのところ。 字幕の文字を引用する。 今回の改正 実は2006年から3年間に渡って 著作権の権利者と利用者が 何度も話し合いを 重ねて出した結論なんだそうです インターネットという大きく成長する世界で 作る人の権利を守り 一方で利用者が便利に 使えるようにするには 時間をかけて話し合い みんなでルールを 作っていくしかないんだなと思います 自分は文化審議会著作権分科会私的録音録画小委員会での議

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  • 社会正義に反しない行為が「違法」とされた - Copy&Copyright Diary

    「違法ダウンロードは社会正義に反さないが、権利者に悪影響」--文化庁:ニュース - CNET Japan http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20397569,00.htm ダウンロード違法化、「アップ対策だけで秩序は保てない」:ニュース http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20090730/1017487/ 読んでいるうちに、怒りで手が震えてきた。 ふざけるなと言いたい。 「個人のダウンロード行為が社会正義に反しているということではなく、それらが積もることで権利者などに悪影響を与えているということ。幸いにも日人は遵法意識が高く、ルールの周知徹底を図ることによる効果は十分に期待できる」 「違法ダウンロードは社会正義に反さないが、権利者に悪影響」--文化庁 - CNET Japan

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  • 貸与権はいつ権利になったのか - Copy & Copyright Diary

    もう、呆れて何も言いたくないぐらい。 でも、言わずにはおれない。 著作権、特に貸与権についていい加減な話を広めないでくれ。 Ehimail - 愛媛のコミュニケートマガジン [エヒメール] 「対談 知事と話そう」・時間は夢を裏切らない http://www.pref.ehime.jp/guide/ehimail/vol12/taidan.html 愛媛県知事が松零士氏との対談の中でこんなことを語っている。 知事 漫画・アニメというと著作権と深い関わりがあります。私は昭和46年に施行された著作権法に関わりましたが、当時は貸与権がまだ一般的ではなく、貸業も零細でしたから、漫画やアニメには当分適用しないとしましたが、それが今、漫画家の権利を侵害していて、胸が痛みます。 (強調:引用者) 現行著作権法が制定されたのは昭和46年だったが、当時は著作権の中に「貸与権」は無かった。 貸与権については

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    nagaichi
    nagaichi 2008/04/10
    加戸知事、ついにボケたか…
  • J-POPはアジアで売れなくなっている - Copy&Copyright Diary

    旅烏(id:banraidou)さんが次のように述べています。 違法コンテンツダウンロード違法化について少しだけ。 いや、つくづく、「これって輸入盤騒動のときとそっくりだなー」と思うんだけれど。 どういうとこがそっくりだと思うかというと、権利の創設を主張する側の狙いとは異なる副作用がでて、むしろその副作用の方が問題となるって構図が、もう生き別れの双子くらいそっくり。 このエントリーを読んだ後で次の記事を見つけた。*1 日レコード協会、日の楽曲の普及状況について報告会、今後は中国に力点 | BCNランキング http://bcnranking.jp/news/0709/070928_8521.htmlレコード協会、音楽産業・文化振興財団が9月26日に開催した「第4回東京アジア・ミュージックマーケット概要説明及び日音楽のアジア展開に関する報告会」についての記事で、アジア市場での日

    J-POPはアジアで売れなくなっている - Copy&Copyright Diary
  • マンガの保存の現状 - Copy&Copyright Diary

    現代マンガ図書館の内記稔夫氏、日マンガ学会の秋田孝宏氏がマンガの保存の現状につてまとめた総説が、国立国会図書館発行の「カレントアウェアネス」誌No.293(2007年9月20日)に掲載されました。この総説はWEBでも公開されています。 図書館に関する調査・研究のページ “Current Awareness Portal” - CA1637 (No.293) - 日における漫画の保存と利用 / 内記 稔夫,秋田 孝宏 - 2007年発行(CA1622〜 ) - カレントアウェアネス (季刊) http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/ca/item.php?itemid=1075 「世界に誇るマンガ文化」とか言われる方には、是非ともこの総説を読んでいただきたいと思います。 マンガ文化を後世に伝えていくためには、現状ではあまりにも不十分だと思います。

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