ケン・リュウ編の最新中国SFアンソロジーが登場 『紙の動物園』(2015)で知られるSF作家・翻訳家のケン・リュウによる最新中国SFアンソロジー『月の光 現代中国SFアンソロジー』(訳 大森望、中原尚哉、大谷真弓、鳴庭真人、古沢嘉通、解説 立原透耶) が、2020年3月18日(水)に発売される。『三体』で知られる劉慈欣 (リュウ・ジキン/リウ・ツーシン) の作品を含む中国SF16作品が収録される。この度、その書影も公開された。
「最近出た本を一冊は読もう」 「作家になりたい人は、ここ5年以内に出た本を一冊は読みましょう」——そんな当たり前のように思える呼びかけに、なぜか批判が集まった。そして、著名なSF作家たちがその呼びかけを擁護している。 事の発端は、ヤングアダルト作家のサラ・ニコラスのツイート。彼人は、普段から出版について他の作家たちと議論する動画の配信や、図書館でのイベントの主催なども行なっている。 Please I beg of you if you want to be a published author read one effing book published in the last 5 years. Just start with one. I’m BEGGING. — Sarah *read a book* Nicolas (@Sarah_Nicolas) February 5, 2020
齋藤 隼飛 更新日2020.03.9 『シャザム!』が描いた“里親制度”ってなに? 世間のステレオタイプに一石 via: © 2018 Warner Bros. Entertainment Inc. 『シャザム!』が描いた“里親制度” 『シャザム!』が日本でも公開 2019年8月21日、DC映画『シャザム!』のブルーレイ&DVDが発売された。その能力は王道ヒーローのそれでありながら、「見た目は大人、中身は子ども」というコミカルな設定で人気を集めている。これまでホラー映画を中心に手がけてきたデヴィッド・F・サンドバーグ監督が指揮をとっており、ユーモアの中にも適度な緊張感が漂う、抑揚の効いた演出とストーリー展開は必見だ。 テーマは“家族” そんな『シャザム!』の物語の中心に据えられていたのは、“家族”というテーマだ。里親の家を転々とする孤児のビリー・バットソンは、フレディ、メアリー、ユージーン
VG+編集部 更新日2020.01.31 「男性読者への配慮は?」女性SFファンタジー作家メアリ・ロビネット・コワルの返答が話題に 「男性読者にどれほど配慮しますか?」 メアリ・ロビネット・コワルのツイートが話題に SFファンタジー作家のメアリ・ロビネット・コワルが、とあるパネルディスカッションでの一幕についてツイートし、話題となっている。 A panel moderator asked, “With a female protagonist, how much do you worry about making the book appeal to male readers?” About as much as a male writer worries about writing books that appeal to women. pic.twitter.com/mNFzYyTSK
ライター 齋藤 隼飛 更新日2024.03.4 「オタク文化はもはや帝国側」SF作家の指摘が話題に——その真意とは…? 初掲:2018年12月8日 オタク文化の風潮に、SF作家が一石 今やオタク文化は「帝国」に 『Upright Beasts: Stories』(2015)の著者であるリンカーン・ミシェルのツイートに注目が集まっている。ミシェルは、マーベル作品や「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズなどのファンタジー大作映画が社会に与えている影響を例に挙げ、オタク文化 (geek culture) はもはや「帝国側」であると指摘。続けて、“サブカルチャー”であったオタク文化が今やメインストリームに躍り出たにも拘らず、世間から批判を浴びていると“被害者ぶる”傾向にあることを批判した。 「オタク文化は反乱軍じゃない」 注目を集めているリンカーン・ミシェルのツイートが、これだ。 If you’re
翻訳における意外な壁、ケン・リュウが語る言語よりも難しい要素とは しかし、SF小説を中国語から英語へ翻訳することには、かなりの難しさがつきまとうのではないだろうか。そんな疑問に対して、ケン・リュウはThe National Book Reviewのインタビューで意外な回答を残している。 まず、ドイツ語など、ヨーロッパの言語から英語への翻訳と比べ、中国語から英語への翻訳自体が難しいものなのではないかという質問に対し、ケン・リュウは以下のように答えている。 翻訳において言語が壁になるということはほとんどありません。実際に最も大きな壁となるのは、文化的な要素なのです。 by ケン・リュウ ドイツ語と英語は言語的にルーツを共有している。また、それだけではなく文化も共有している側面がある。中国語圏と英語圏では文化が大きく異なる為、言語の違い以上の困難さがつきまとうと言うのだ。 文化的な壁 例えば、中
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