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ブックマーク / www.mishimaga.com (5)

  • ウクライナ侵攻について(藤原辰史) | みんなのミシマガジン

    歴史学者の藤原辰史さんと数学者の伊原康隆さんによる、往復書簡の連載です。伊原さんから藤原さんへの前回の便りはこちらから。 今回は、歴史学者が現在の出来事をどうとらえるか、そのおりにどう歴史を学び直すのかについてのお話をさせてください。歴史学の営みは、単に過去の事実を学ぶのではなく、過去を通じて現在を理解しようとする試みでもあることは、よく言われる通りです。今回、ロシアウクライナに侵攻したという衝撃的な事実を前に、私たちはどう頭を整理できるのか。歴史学をはじめ人文学の知はこのようなときに、悪い意味にも良い意味にも、威力を発揮します。悪い意味、というのは、歴史の歪曲と国威発揚と「非国民」の確定のために用いること、良い意味というのは、過去の愚行の背景を知り、現在に生かすために用いること、と取っていただいてかまいません。 この問題が起こる前にウクライナ情勢について私が考えたことは、『毎日新聞』(

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  • 『くらしのアナキズム』(松村圭一郎 著)「はじめに」を公開! | みんなのミシマガジン

    第80回 『くらしのアナキズム』(松村圭一郎 著)「はじめに」を公開! 2021.09.16更新 こんにちは。ミシマガ編集部です。 今月、文化人類学者の松村圭一郎さんによる、著書『くらしのアナキズム』を刊行します。ミシマ社からは、『うしろめたさの人類学』以来、4年ぶりとなる松村さんの新刊です。 「国ってなんのためにあるのか? ほんとうに必要なのか」 この問いを出発点に、だれもがとらわれている前提を問いなおし、ふつうの生活者が持っている、埋もれた潜在力をほりおこす。自分たちの生活を、自分たちの手で立て直していくための知見が詰まった一冊です。 日は、9月24日(金)のリアル書店先行発売に先立ち、『くらしのアナキズム』より「はじめに」を公開いたします。刊行記念イベントも予定しておりますので、ぜひご注目ください。 はじめに 国家と出会う 国ってなんのためにあるのか? ほんとうに必要なのか。 「国

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    nagaichi
    nagaichi 2021/09/17
    俺は穏健派なので、いずれ全ての国家が今の地方自治体より図体が大きいだけの主権を知らない自治体に変化することを期待している。全ての主権国家の令制国化が望みであり、そういう意味ではアナキストでもある。
  • 第15回 幻の書物、発見!|ヘンテコ医学史漂流記|みんなのミシマガジン

    2016.05.07更新 張仲景(ちょうちゅうけい)の『傷寒論』から約800年後、宋時代の儒学者、林億(りんおく)は宮廷図書館の中の膨大な書物と格闘していました。当時、印刷技術が急速に発展し、時の皇帝から、図書館の出版に備え、校訂作業を命じられていたのです。 この時代の印刷技術の発展は、今の時代のIT技術に匹敵する革命的な出来事だったと思います。林億は、いまで言うと政府資料のネット公開を命じられた特命チームのような仕事をしていたのでしょう。きちんとしたものが世に出せるよう、膨大な文書に目を通して、誤りを訂正したり、記述を整理しながら、わずか数年の間に次々に書物を出版しました。傷寒論を含め、私たちが使用しているテキストのほとんどは、林億らがまとめた出版物に依拠しています。 さて、この歴史的な作業を成し遂げた林億には、一つ心残りがありました。 「唐時代(紀元7~10世紀)の歴史書を読むと、"医

    nagaichi
    nagaichi 2016/05/09
    佚存書『小品方』を加賀前田家の尊経閣文庫で発見した話。
  • 第23回 偽古代文字を作ろう/ハイリア文字|究極の文字をめざして|みんなのミシマガジン

    「文字を作りたい」というゆがんだ情熱を持つ人は、古くから数多くいたようです。 『指輪物語』のトールキンはキアス文字というエルフが作った文字を創作しましたし、『スター・トレック』にもクリンゴン語という言語とクリンゴン文字という文字が出てきます。 『魔法少女まどか☆マギカ』に出てくる「魔女文字」などは芸術的にも優れていて、あの文字が出てくるシーンを見てDVD購入を決断したくらいです。 さて、これら多くの創作文字に共通するのは「ちょっと古めの、ミステリアスなイメージ」を出そうとしていることです。 その点で、私が最大の傑作だと思っている文字があります。 それがゲーム『ゼルダの伝説 風のタクト』に出てくる「ハイリア文字」です。 とりあえず、ご覧ください。 素朴で、かつ謎めいた雰囲気の文字です。 ちなみにこの5文字ですが、「アイウエオ」と読みます。 ......はい、ご想像の通りです。 新

    第23回 偽古代文字を作ろう/ハイリア文字|究極の文字をめざして|みんなのミシマガジン
  • プレ第1回 ゆる〜く、かる〜く。古代文字写経のすすめ|古代文字で写経|みんなのミシマガジン

    「古代文字好き」って案外多いかも 『あわいの力』をお読みいただいた方から「古代文字の部分が面白かった」とか「古い言語に興味がわいた」という感想をいただきました。 実はこれは思ってもみなかったことで、たとえば『あわいの力』の6章の「甲骨文字から「心」の誕生に迫る」で紹介した、「甲骨文字を読んでみよう」という内容などは、今までにもいくつもの出版社さんに「こんなのどう?」と提案をしてきたのですが、ほとんどのところから「それはちょっと」と二の足を踏まれていた内容でした。 今回の『あわいの力』でも、ミシマ社の三島さんに「当にこんなの書いていいんですか?」と確認したのですが、「いいです。面白いです」と言われ、「ほんとかな」と思いながらも書いてみたら「面白かった」という反応をたくさんいただき、正直、びっくりしているのです。 で、ちょっといい気になってみました。 『あわいの力』の中には、甲骨文以外にもコ

    プレ第1回 ゆる〜く、かる〜く。古代文字写経のすすめ|古代文字で写経|みんなのミシマガジン
    nagaichi
    nagaichi 2014/03/24
    カリグラフィーアートを目的としたものではなく、自分の趣味やお勉強のために書くというものらしい。
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