西暦79年に発生した壊滅的なベスビオ(ヴェスヴィオ)火山噴火により、失われた古代ローマの都市はポンペイ以外にもいくつかある。ヘルクラネウムもその1つだ。 約2000年前のヘルクラネウムの炭化した巻物に書かれている内容を解読するため、ケンタッキー大学はコンピューター科学者たちを総動員した。 さらに巻物から判読可能な文字を見つけ出した研究者に賞金を出す「ヴェスヴィオ・チャレンジ」を実施した。 その結果、巻物の中の文書の1つから最初の単語を解読することに成功したそうだ。
ドイツのルートヴィヒ・マクシミリアン大学(LMU)の研究チームは、古代バビロニアの楔形文字の難しい文章を解読できるAIシステムを開発した。 「Fragmentarium」というこのアルゴリズムは、ギルガメッシュ叙事詩を含む、人類がこれまでに書いたもっとも古い物語の断片をつなぎ合わせて解読することができるという。 LMUでは、2018年から、現存しているバビロニアの楔形文字の石板すべてをデジタル化するプロジェクトを行っている。 断片でしか残されてない古代の文献をAIで解読 古代バビロニアのテキストを解釈する上で問題なのは、文字が粘土板に書かれていることだ。 今日、こうした粘土板は数え切れないほど存在していて、みんなバラバラの断片でしか残っていない。しかも、これら断片はそれぞれ、ロンドンの大英博物館や、バグダッドのイラク博物館など、大陸を遠く隔てた場所に散在している。 こうした困難に加え、文章
AIを使ったすごく野心的なプロジェクトが生まれていました。 その名も『The Hieroglyphics Initiative』。 このプロジェクトは、『UBISOFT』という企業が中心になって、Googleと協力しながら古代エジプトの象形文字を機械学習で解析しようというもの。 紀元前に使われていた文字の解析とか、壮大すぎてワクワクしかしないですよね! そもそも『UBISOFT』ってどんな会社? 『UBISOFT』は、世界96カ国に事業展開するゲーム開発・販売会社で、世界第3位のゲームデベロッパーです。 有名な作品に『アサシンクリード』があります。このゲームは、暗殺者を祖先にもつ主人公が、先祖の記憶を追体験するゲームなのですが、「世界の歴史を明らかにすることの難しさ」を製作チームが開発中に感じ、プロジェクトを計画したとか。 『UBISOFT』は、昔からAIをゲーム領域で利用していたそう。A
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く