日本建築仕上学会女性ネットワークの会(熊野康子主査)は、今年で設立10周年を迎え、さまざまなイベントを用意している。創立時は安倍内閣が女性の管理職を全体の2割にするという提言など、女性活躍の推進がスタートした時期。設立後は、1年ごとに講演会、展示会、見学会、本の出版、学会誌の連載、高校生の塗装体験など、多彩な分野に挑戦し、活動の幅を広げた。 創立5周年後から、大阪地区や名古屋地区、北海道地区で活躍する運営委員が誕生し、最初は首都圏中心であった活動を全国に広めていった。今年はどのようなイベントを展開し、どのように女性社員の地位向上について注力していくかについて、女性ネットワークの会の熊野康子主査に話を聞いた。 10年間で”女性活躍”への意識も変革 ――今年で女性ネットワークの会は設立10年目を迎えますが、振り返っていかがですか? 熊野さん あっという間の10年でしたね。2013年に準備委員会