VRMは「鉄道模型シミュレーター」と銘打っていながら、製作プロセスもできあがるレイアウトも、本物の鉄道模型とはだいぶ違ったりします。そういうわけで、VRMでレイアウトを作るときには、鉄道模型というフォーマットをベースにする手法もありますし、鉄道模型という概念をすっ飛ばしてVRM独特の視点から実物の鉄道を模すやり方もありえます。 ですがいずれにせよ、鉄道模型はVRMにとって無視できない存在であり、多かれ少なかれ鉄道模型的な要素が取り入れられるのが常です。そして、人によってあるいは作品によって、どれくらい取り入れられるかには差があり、それがVRMレイアウトの見所でもあります。 「山麓温泉」は1800mm×900mmサイズにTOMIX規格レールがめぐらされた、いわば典型的な鉄道模型ベースのVRMレイアウトです。セオリーに忠実なつくりで情景が詰め込まれた、実物ともまた異なる鉄道模型独特の風景を見て
![レイコン2007 - 十衛門さん「山麓温泉」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/126e9c63960837b5815901e11e1f6c1303c17f2b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblog.seesaa.jp%2Fimg%2Fogp_logo.png)