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ブックマーク / www.mhatta.org (5)

  • 児童ポルノの表現規制に関する考え方のスケッチ – mhatta's mumbo jumbo

    漫画やアニメ等の表現規制派の旗頭の一人で、東京都青少年問題協議会委員等の公職にも就いていたメディア学者、渡辺真由子氏の著書「『創作子どもポルノ』と子どもの人権」に、剽窃があるとのことで出版社が回収する騒ぎとなった。そのおかげで、というのも妙な話だが、渡辺が言うところの「創作子どもポルノ」、一般的には非実在児童ポルノとか準児童ポルノと呼ばれていると思うが、そうしたものの表現規制に関する議論が再浮上した感がある。 私が関わるMIAUは、2008年に起きた日ユニセフ協会による準児童ポルノ騒動以来、長年に渡ってこの問題に深くコミットしてきたが、正直言って私自身はこの手の問題に専門的知見があるわけではない。そんなわけで、自分の頭の整理を兼ねて児童ポルノの表現規制に関する考え方をまとめてみた。似たようなことはすでに多くの人が書いているので、ようは個人的なメモである。 表現規制は結局法規制の問題に帰着

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    nagayama
    nagayama 2018/12/18
  • 民主主義のその先へ(1) | mhatta's mumbo jumbo

    先日のフェイクニュースの話の続き。 米国におけるトランプの当選や英国におけるブレグジット(EU離脱)への賛成が象徴するように、いわゆる先進国でこのところ、民主主義の機能不全が表面化してきた。こう書くと、いやトランプの当選は当然だとかブレグジットの何が悪いんだと言う人もいると思うのだが、私のようなヒラリー・クリントンや米民主党の政策にかなり批判的な人間から見ても、やはりトランプには大統領としての能力が全然無いと思うし、ブレグジットについても、英国が得をすることはほとんど無いというのがコンセンサスだと思う。お世辞にも、賢い選択をしたとは言えない。 トランプやブレグジットは目立つ例だが、ドイツやフランス、イタリアのような他の先進諸国においても、いわゆるポピュリスト(大衆迎合主義者)たちが力を増してきている。米国にしろEUにしろエリートの腐敗というのはあるわけで、反エリートの主張にも一定の意味はあ

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    nagayama
    nagayama 2018/03/15
  • フェイクニュースの需要と供給

    下馬評を覆しドナルド・トランプの勝利で幕を閉じた2016年の米国大統領選挙や、これまた事前の予想を覆すブレグジット(EU離脱)賛成という結論が出た英国の国民投票において、主にネット上でばらまかれる虚偽情報、いわゆる「フェイクニュース」が大きな役割を果たした、ということになり、洋の内外を問わず様々なところでフェイクニュースを巡る議論が盛んに行われるようになった。私もいくつかカンファレンス等に参加したのだが、率直に言って、個人的には違和感のある議論が多かったように思う。 なぜ違和を感じたのか自分なりに考えてみたのだが、フェイクニュースについて発言する論者の多くがメディア関係者のせいか、どうもフェイクニュースの供給側に偏った議論が多いせいではないかと思われる。供給側の議論とは、ようするにフェイクニュースをばらまくメディアの側に問題があるということで、例えば業界団体による自主規制であるとか、ファク

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    nagayama
    nagayama 2018/03/15
  • 自衛のための勉強法

    長谷川豊というアナウンサーが、ここしばらく派手に「ネット炎上」していた。人工透析患者の大多数は暴飲暴の果ての自業自得なので殺してしまえ、というようなことを、乱暴な口調でおおっぴらにブログに書いたからである。 人工透析を余儀なくされる理由は不摂生だけではないし、そもそもそれなりに影響力のある人物が殺人を扇動するようなことを書くべきではない。粗雑な論であることは言を俟たない。 とはいえ、どんなにろくでもないことでも書くのはそいつの勝手だと私は思っているのだが、問題は書いた後である。当然ながら長谷川は多くの批判を浴びたわけだが(そのうちのいくつかは、極めて懇切丁寧に長谷川の主張の問題点を指摘していた。たとえばこれ)、長谷川としてはあくまで問題は書き方であって、自分の主張そのものが間違っている、ということには思いが至らないらしい。患者団体等からの抗議にも誠実に向き合っているとは言えない。 一方で

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    nagayama
    nagayama 2016/10/16
  • 新反動主義のおもしろさ

    このところneoreactionismに興味を持っている。ネオリベラリズムは新自由主義、ネオコンサバティズムは新保守主義と訳されるので、ネオリアクショニズムは新反動主義とでも訳すべきか。略してNRxと書かれることもある。 最近、新反動主義を含むこの種のネトウヨ的思想がアメリカで流行り始めているようで、まとめてAlt-right(オルタナロックならぬオルタナ右翼とでも称すべきか)と称するのだが、この関係の人脈が米共和党の大統領候補になったドナルド・トランプの陣営にまで潜り込んでいる。そのせいもあり、トランプやヒラリー・クリントンの演説でもAlt-rightが大まじめに語られるようになった。少し前まではごく少数の変人だけが興味を持つフリンジ(異端)に過ぎなかったのが、メインストリームのメディアにも取り上げられるようになったわけで、これは大出世と言えよう。率直に言えば、ポリティカル・コレクトネス

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    nagayama
    nagayama 2016/08/30
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