前代未聞 職員に賛否 福岡市の禁酒令 2012年5月20日 02:00 カテゴリー:社会 九州 > 福岡 緊急幹部会議で不祥事の報告を聞く高島宗一郎市長(中央)=19日午前、福岡市役所 福岡市で酒に酔った同市職員が相次いで逮捕された事件は、全職員約1万8千人に対し、自宅外の飲酒を1カ月禁止するという前代未聞の“禁酒令”にまで発展した。研修や幹部の訓示など対策をいくら講じても、繰り返される職員の飲酒絡みの不祥事に、高島宗一郎市長が業を煮やした格好。職員や市民の反応はさまざまで、専門家からは憲法に触れるとの指摘やパフォーマンスにすぎないとの声が上がる。 「ものすごく激しいし、回数が多い。これは率直な感想」。19日、高島市長は報道陣を前に、市役所内の飲み会の印象を語った。その表情には、相次ぐ不祥事へのいら立ちが浮かんだ。 禁酒令に、総務系の40代幹部職員は「ある程度ショック療法も必要だと思う