PTSDを抱えた元女性兵士の生と死の闘いを描く(C)Non-Stop Production, LLC, 2019第72回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で監督賞、国際批評家連盟賞を受賞し、第92回アカデミー賞国際長編映画賞のロシア代表に選出された「Beanpole(英題)」が、「戦争と女の顔」の邦題で、7月15日から新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開されることが決定した。 本作の原案は、日本でも話題となった証言集「戦争は女の顔をしていない」(著:スベトラーナ・アレクシエービチ)。1945年のレニングラード(現:サンクトペテルブルグ)を舞台に、PTSDを抱えた元女性兵士の生と死の闘いを描く。 「戦争は女の顔をしていない」スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ、三浦みどり訳(岩波現代文庫)終戦直後のレニングラード。荒廃した街の病院で、PTSDを抱えながら働く看護師のイーヤ(